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Channel: 大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!
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【財政が厳しいの?優先順位でしょ!】福祉と保健に56.6%使われていますが…?の疑問にお答えして

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最近、遊説をしていて、多くの方から応援のメッセージをいただくようになりました。
通りすがりに、「ガンバレ!」「頑張って!」と言ってくださる方もいれば、会釈して通り過ぎる方もいます。

特に若い方の心にストレートに伝わるようです。

先日、雪谷大塚の駅で踏切を待っている方に向かってお話しをしていたら、女子高校生が真っ直ぐなまなざしで私を見つめながら、大きくうなづいていました。

私が会釈したら、会釈を返してくださいました。

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奈須りえの伝えたいことはシンプルです。

大田区は保育園もたりなければ、特別養護老人ホームも足りない。
財政が厳しいから?
優先順位でしょ?
他につかっているから、区民に一番必要な子育てや介護などが先送りになるんでしょ。
だって、予算はすごく増えているし、私たちの税金だって上がってる。



①大田区は保育園も特別養護老人ホームも足りない。
②今始まったことではなく、少なくとも私が議員になった2003年~今に至るまでずっと足りていない。
③その理由は財政が厳しいからなのか。
④奈須りえは優先順位だと思う。
⑤大田区の一般会計予算は2003年度1800億円。2015年は2500億円。700億円も増えていて、足りないはとおるだろうか。
⑥たとえば、大田区は、今、国にもできる(むしろ国がすべきだと私は思うが)羽田空港の跡地開発で500億円かけて箱モノを作ろうとしている。
⑦足りない保育園や特別養護老人ホームに使うべきじゃないか。
⑧地方分権という政治のしくみにかわり、子育てや介護などは大田区の責任になった。大田区が子育てしやすい環境、歳をとっても一人でも障害を持っても安心して暮らせる地域をつくらなければならないということ。
⑨国にもできることに区民の税金が500億円も使われれば、大田区にしか取り組めないことはその分先送りになる。
⑩地方分権で国から権限がおり大田区の責任が大きくなって住民税(特別区民税)が一律10%と実質の増税になった。
⑪区民の支払う住民税は大田区民のために使われているのか。
大田区は、国からおりてきた権限、責任を果たせているのか。
区民は住民税10%、消費税5⇒8%と負担は十分にしてきている。

で、大田区の財政との関係ですね。

福祉費に半分以上割り当てているのだから、重視しているのではないか?


一つ確認しておかなければならないのは、
◆大田区は日本で一番財政が豊かな自治体(のひとつ)です。

だから、国からの交付金(自治体経営をするうえで、国が必要な経費を計算し、足りない自治体は国から支払われる)も交付されていません。
つまり、大田区に入ってくる税金で、子育ても介護も「できる」とみなされているわけですね。

これは、大田区より財政が厳しくて、国から交付金を受け取っている地方の自治体に保育園の待機児や特別養護老人ホームの待機者がいないことを考えても、大田区が「できるはず」なのはお分かりいただけると思います。

だって、土地が高いし、人も多いよ。と言われる方もいるかもしれませんが、だからこそ、固定資産税=大田区の財源、住民税(一律10%になりましたね。うち6%が大田区に入ります。4%は東京都)ともたくさん入ってくるわけです。

日本の経済の中心東京都、しかも、23区と言うのは財政が豊かだから、国は23区(大田区)を「お金持ち自治体=富裕団体」としています。

◆大田区は単なるお金持ちじゃなく、特別にお金持ち だから、最近では、法人住民税の国税化と言って、大田区の財源の一部を国にとられるようになりました。
それでも、大田区は「お金持ち」だし、国にとられる前は、もっとお金持ちだったわけです。

◆それなのに、なぜ!?保育園も特別養護老人ホームも足りないんだろう。

不思議です。

議員になり立ての頃は、財政のしくみがわからないし、予算書の中身もよくみれていませんから、本当に不思議でした。

そして、役人や新聞が説明するのは、
財政が厳しいとか、歳入が減ったとか、生活保護が増えたとか。

そういう説明にそうかなあと思っていたわけです。
今もそう思っている人は多いのではないでしょうか。たぶん、議員や役人の中にも、、、。

しかし、基本にかえれば、「なぜ」という疑問は抜けきれません。

予算の56.6%が福祉費なら、。福祉は大丈夫?

2015年度大田区一般会計予算の概要

http://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/suuji/yosan_kessan/yosan/27yosan/20150216144857737.files/yosanhenseinogaiyou.pdf


ところが、予算をみれば、福祉費が、56.6%結構ちゃんと福祉に使っているじゃないか。という感じに見えるわけですね。しかも、去年55.7%から56.6%と0.9%増えたし。

私は、今、区議会議員ではありませんので、今年の予算について予算書も手元にはありませんし、大田区から説明を受けていませんから、詳細な情報がないままにみていても、次のような視点で課題が有ると思っています。

ひとつが、
◆〇%だから良いというわけではない ということです。
必要な課題に振り分けられているかという問題です。ここは、他の予算との優先順位の問題でもあります。

もうひとつが、
◆重要なのは予算の中身
  ~学校を建て替えても教育費!~ です。

たとえば、福祉と保健というのは、どんな福祉や保健課題解決するために何をしたかということになりますから、福祉と保健に予算が計上されているから「安心」かというとそうではありません。

教育費が増えた年の予算書をみると、体育館の建て替えや学校の改修、改築が計上されていたりするわけです。不要とは言いませんが、教育の内容が良くなっているわけでなないのです。

保育園の改修や改築があれば、福祉費が増えます。

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【おまけのトピック】

以前に、議会で、奈須りえは、0歳児の認可保育所の定員をやめ、1歳児に振り分けること。
定員の余っている3歳から5歳児の定員を見直し、1歳児に厚くすること。
それにより、必ず、1歳児では入園できるようにすることを提案しました。

1歳で必ず入園できる体制にして、育児休暇を取得できる環境をととのえ、ワークライフバランスを政策で誘導しようと思ったのです。

一方で、0歳でどうしても働かなければならない方もいます。

その方のために、認可保育園と認証保育所の保育料の差額は大田区が負担するしくみを入れてはどうかと提案しました。

当時の入園希望状況だったら、概算で新たな財政投入をさほどしないで、待機児が待機児を解消できる計算でした。大田区は一部とりいれ、結果、定員が100名ほど増えました。

同じ待機児対策でも、定員増につなげるにはどうするのか、同じ定員増でも、区民の保育料負担のおおい、認証保育所なのか、認可保育所なのか。
必ずしも額だけで評価できなくて、政策立案能力が必要だと奈須りえが言っている意味がここにあります。


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優先順位と言うのは、そうした全体を考えての予算の投入のあり方を言っています。

言葉が足りないかもしれません。

落ち着いたら、(仮称)民主主義学校をしたいなあと思っています。
そこで、こういう財政や政治のしくみについてお話しできると良いなあと思っています。

2003年から区議会議員をして得た知識や情報を一人でも多くの方にお伝えしたいからです。

そこから、政治に関心を持つ方が増えてくださると嬉しいです。


奈須りえへの応援メッセージ【武井由起子さん ティーサロン憲法主宰 明日の自由を守る若手弁護士の会】

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【武井由起子さん 明日の自由を守る若手弁護士の会 弁護士】



奈須さんは、私が初めて政治、政策について疑問を持ったときに、いろいろ教えて下さった「先生」です。以降、活動に注目させて頂いていますが、抜群の政策感で、国家戦略特区などについて提言されてきました。何もしない議員なんていないのと同じ。優しい目線と広い視野を持った奈須さんと、そのような素晴らしい政治家を持つ大田区に、とても期待しています。



◆奈須りえと武井由起子さん◆

武井さんから災害がれきの広域処理の問題で講演会講師として呼ばれたのが最初のご縁です。その後、家族同士も深いつながりのあることがわかり、さらにつながりが強くなりました。

自民党の憲法改正案を勉強するティーサロン憲法の講師をお申し出くださり、大田区で勉強会を重ねています。もう、10回を超えています。
お茶と資料でひとり¥300~¥500。ほとんどボランティア、時には交通費も持ち出しで講師をつとめてくださっています。
私自身の勉強としても、毎回、新しい発見があり、権力をしばる「憲法」の大切さを再確認しています。

小さなお子さんをかかえ、超多忙な毎日にもかかわらず、憲法の問題に加え、秘密保護法では明日若弁護士の会として本を出されるなど、精力的な活動に私もがんばらなくては、と励まされています。

怒れる女子会の太田啓子さんとのご縁を作って下さったのも武井由起子さん。

私の活動範囲を大きく広げてくださいました。

奈須りえニュース 3号

JR蒲田駅西口駅前 トークセッション(4月3日18時~蒲田駅西口)◆山本太郎×内田聖子×奈須りえ

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2015年4月26日大田区議会議員選挙があります。

統一地方選挙は、国政選挙が無い中、政治の流れを変えるチャンスです!

4月3日(金)18時~
JR蒲田駅西口駅前 トークセッション

    山本太郎 × 奈須りえ × 内田聖子

奈須りえが都議選に落選してから =大学院聴講の薦め=

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都議会議員選挙が行われたのが2013年6月。早いもので2年近くが経とうとしている。
最近、一皮むけたと「(たぶん?)おほめのことば」をいただくことが多い。「落選」という「辛酸」をなめたから?と言えばまあそうなのだろうが、いくつかのきっかけがあったことも事実だ。

ネタ元をばらすようで、ホントは言いたくないのだが、、、
一つは、大学院の聴講をしたこと。

今は、統一地方選挙の準備が有りお休みしているが、また、必ず受講する予定だ。

大学院の聴講の機会を与えてくださったのが、ゆきさん、こと大熊由紀子さん。

大熊由紀子さんは、現在、東京大学大学院教授で当時経済産業省にいらした後藤芳一さんを通じて知り合った。
今は解散しているがバリアフリーの活動をしていた『ひとにやさしいまちづくりを進める大田区民の会』で講演会をお願いするなど、福祉の場面でお世話になっている。

ゆきさんは、朝日新聞論説委員をつとめた後、現在は、医療福祉大学大学院で教べんをとっておられる。
そのゆきさんから、大学院の講座のご案内をいただき受講した。
毎回、選りすぐりの福祉現場の当事者の話しを教材に授業が進む。福祉政策立案の上で勉強になっただけでなく、自身の生き方を問いなおす機会を与えてくれている講座でもある。

4月からの講座の案内がきているのでご紹介する。

#9 発信力を磨き・想像力を磨いて、医療を変える・福祉を変える
(大学院講座名:医療福祉ジャーナリズム特論)

おなかの赤ちゃんに障害があると知りつつ出産に踏み切り手元で育てる国会議員、長寿研究のカリスマ名誉教授、お笑い芸人から転身して介護の素晴らしさを広める大学教授、小学校時代に聴力を失った経験を生かすユニバーサルデザインアドバイザー、スーパーブレゼンテーションの手法を駆使する経済学部出身のお医者さん、男性ナースやそのタマゴの未来を開く訪問看護師、親に恵まれない子たちに愛を注ぐ行政官と医療事故で幼子を失った夫妻、子宮頸ガンワクチンの副作用に苦しむ少女たちに寄り添う小児科教授……説得力ある発信と行動力で社会を変えつつある多彩なゲスト講師をお招きし、発信力と想像力を磨いて、福祉・医療・社会を変える道筋を考えます。行政官、敏腕記者たちからは、政界・官界・メディア・社会を動かした裏話も。

 

定員 100名 回日時講義名・講義内容
(内容は変更になる場合があります)講師 1 4/9(木)
19:45~21:15 新聞記事、社説、本、雑誌、ML、
フェイスブックの発信を体験して 国際医療福祉大学大学院
教授 大熊 由紀子
2 4/16(木)
19:45~21:15 冒険病理学者がつきとめた
長寿の秘密 武庫川女子大学 国際健康開発研究所
所長 京都大学 名誉教授
家森 幸男先生 3 4/23(木)
19:45~21:15 親に恵まれない子どもたちの
幸せをもとめて 厚生労働省 障害保健福祉部 部長
藤井 康弘先生
養子縁組家族の集まり「絆の会」
事務局 菅俣 弘道先生 4 5/7(木)
19:45~21:15 お笑い芸人が
福祉の大学教授になると。。 聖隷クリストファー大学教授
古川 和稔先生 5 5/14(木)
19:45~21:15 音のない世界と、
音のある世界をつなぐために ユニバーサルデザインアドバイザー
内閣府障害者政策委員会委員
松森 果林先生 6 5/21(木)
19:45~21:15 生れた命にありがとう 衆議院議員
野田 聖子先生 7 5/28(木)
19:45~21:15 医療崩壊のススメ 、
だから幸せに暮らせる夕張市民、なぜ? 南日本ヘルスリサーチラボ代表
元夕張市立診療所 所長
森田 洋之先生 8 6/4(木)
19:45~21:15 発信力を高める
言葉、数字、映像、物語 国際医療福祉大学大学院
教授 大熊 由紀子
9 6/11(木)
19:45~21:15 町にかかりつけナースを
創るために

日本男性看護師会 創始者
藤野 泰平先生

10 6/18(木)
19:45~21:15 小児科臨床医からみた
「子宮頸がんワクチン」 国際医療福祉大学熱海病院 院長
横田 俊平先生 11 6/25(木)
19:45~21:15 スウェーデン大使館、
厚生省、厚生労働省、
内閣官房、そして。。 国際医療福祉総合研究所 所長
医療介護福祉政策研究フォーラム 理事長
中村 秀一先生 12 7/2(木)
19:45~21:15 記者クラブ、海外特派員の経験から 共同通信社・生活報道部
市川 亨先生 13 7/9(木)
19:45~21:15 特別報道という手法

毎日新聞 特別報道グループキャップ
銭場 裕司先生

14 7/16(木)
19:45~21:15 体験取材、そして、キャンペーン 朝日新聞 記事審査室幹事
生井 久美子先生 15 7/23(木)
19:45~21:15 このシリーズで学んだことを
参加のみなさんとご一緒に 国際医療福祉大学大学院
教授 大熊 由紀子


http://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/nogizaka/guidance/2015_f/09.html

実は、私は、他にもいくつかの講座を受講している。
福祉の現場で、更なる理解を深めたい方、政策立案を徹底的に極めたい方にお勧めです。

http://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/nogizaka/index.html

【動画】2015.0403@蒲田西口『山本太郎・内田聖子・奈須りえ』 トークセッション 】

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名前連呼の街頭演説なんて論外だけど、一人で一方的に話すばかりの「演説」だけでは自己満足でしか無くて、ちょっと違うんじゃないかと思う。

やっぱり、コミュニケーションを密にしないと、ね!
そこで、太郎さんの街頭記者会見のアイディアをちょっとお借りして、トークセッションを企画しました。

内田聖子さんとの対話形式で、保育園、原発、地方自治、TPP、国家戦略特区、、、で、統一地方選挙など、今、気になるあれこれについて、山本太郎さんと話しました。

1時間半という長時間、足を止めて聞いてくださり、本当にありがとうございました!

多くのボランティアのみなさんに支えられて実現したトークセッションでした。
ボランティアの皆さま、感謝申し上げます。



山本太郎・内田聖子・奈須りえ トークセッション

奈須りえへの応援メッセージ【水野誠一さん 元参議院議員 元西武百貨店社長 】

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【元参議院議員 元西武百貨店社長 水野誠一さん】

 

奈須りえさんほど、色々な政策について本気で勉強している女性は滅多に居ません。もちろん女性ならではの生活実感をしっかりと持った人でもあります。他の先進国に比べて、日本では女性議員の率が低いというのも、恥ずかしいことです。今回は、奈須りえさんを絶対に区議会議員に送り込んでください。大田区のためにも明日の日本のためにも!


*214年10月の集会で 右から水野誠一さん、私、講談師の神田香織さん、NGO PARCの内田聖子さん


 ◆奈須りえと水野誠一さん◆
69(ロックの会)というのがあって、そこに災害がれきの広域処理の問題を話しに行った時に初めてお会いしました。

その後、facebookなどでゆるくつながっていたのですが、昨年、アーサービナードさんの講演会にパネリストとして無理やり壇上に立っていただいたところから、更に親しくなりました。
パネルディスカッションは、それは素晴らしい仕切りで、集会のグレードをワンランクもツーランクも上げてくださいました。(だいたい、アーサーさんが話しだすと止まらなくて、それを見事にナビゲート)
それからのお付き合いです。

経済の最前線にいらっしゃる水野誠一さん(元西武百貨店社長)を集会にお呼びしたということで、私の見方を変えた方もいたとかいないとか。

近々に『「否常識のススメ」成長神話の終わりに』を出版されるようですから、大田区にぜひいらしていただき講演をお願いしようと思います。

*水野さんのメッセージの

「奈須りえさんほど、色々な政策について本気で勉強している女性は滅多に居ません。」

ホントに嬉しいです。確かに、どう勉強できたかはともかく、奈須りえは本気で勉強しています!!
あとから、どうしてあの時、あんなに真剣に、夢中で、なりふり構わず、、、、あそこまで取り組めたのかなあ、と自分でも思うことがあります。
「理不尽」「納得いかない」に出会った時、何かのスイッチが入るのかもしれません。

「財政が厳しいの?優先順位でしょ!?」➔では何に使ったの?【大田区の土地の売買等の場合】

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遊説は一方的に話し続けているようで、実は、無言ながら、反応を感じています。
前回のレポートで、一人で一方的に話すのは「自己満足」と言いはしたものの、努力しています。

チラシの受け取り方だけでなく、視線や、アイコンタクト、事務所への電話の中には、遊説への評価も必ず含まれているし、遊説が良かったとカンパのお申し出もいただくこともあります。

もちろんお声かけいただくこともあります♫

話している中、こうした反応から、ここをみなさんは知りたかったのだ、とか、ここは伝わりにくい表現だから、ちょっと変えてみよう、とか、具体的な事例を入れたほうが良いかもしれない、などとバージョンが変わっていきます。

大田区は、予算がどんどん増えているし、日本の中でも税収が豊かだとなると、いったい何に税金を使ってきたのかという話しになりますね。

そこの一部をあらためてお伝えしようと思います。
遊説で聞き取れていない方も、聞いたことのある方も、どうぞ。



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これまでの遊説
財政が厳しいの?優先順位でしょ!大田区は財政が厳しいから保育園も特別養護老人ホームも先送り?!


「財政が厳しいから」と先送りされるのは、子育て(保育園)、介護(特別養護老人ホーム)といった社会補償の課題ばかりですが、本当に財政が厳しいから保育園や特別養護労御陣ホームは足りないのでしょうか!?

私が区議会議員になった2003年~大田区の一般会計予算は700億円、4割も増えています。
この間、民営化や民間委託も進んでいます。

増えた700億円、民営化の経費削減効果はどこに使われてしまったのでしょうか。

私は、財政が厳しいからではなく、優先順位が違っていたから、大田区が別のところに税金を使ったから、保育園や特別養護老人ホームといった社会保障の課題が先送りされたということなのだと思っています。

それでは、どこに税金は使われてきたのでしょうか。

たとえば、私が区議会議員になってから、大田区は、使用目的があいまいな土地の購入を行っています。

http://blog.goo.ne.jp/nasrie/e/b28c337ad54055b9906af0351ee0f1bf

使用目的があいまいですから、長期間放置され、結局、民間事業者の求めに応じて売却するというまるで不動産事業者のようなことを行っています。

結局、土地を購入し売却した評価額の適不適を除いても、土地を外郭団体に購入させたことにより、利子や維持管理費が区民の大きな負担になりました。

一方で、取得の際の目的は明確だったにもかかわらず、取得後にころっと変更してしまい、結局は民間事業者に固定資産税並み(委員会での職員の答弁)とタダ同然、50年間の定期借地権で貸付け、雑居ビルが建っている区有地もあります。

駅前の一等地に公共施設を移設するためにと取得した土地ですが、大田区は、その雑居ビルの床の一部を借りる店子になっています。

土地が無いから保育園も特別養護老人ホームも整備が難しいという大田区ですが、駅前の一等地を民間事業者に固定資産税並みと好条件で貸付けていることも、保育園や特別養護老人ホームを先送りさせる要因になっていないでしょうか。

しかも、土地の売買に関る問題はこれにとどまりません。
少し古くなりますが、区議会議員として2013年の予算委員会で行った質問で、総括的にこの問題についてふれています。
http://blog.goo.ne.jp/nasrie/e/2cb33566f509ed53c35ef69e1c1c1c32


大田区は、東京23区。
日本の首都。
日本の経済の中心。日本の経済のけん引役とまで言われていますから、そこから集まる税収もまた、日本で一番豊かです。

土地が高いから固定資産税の税収が多く、人が多いから住民税の税収も多いのです。

しかも、23区は財政的に協力関係にありますから、大企業の本社がたくさんある23区の大田区は、法人関係の税収も豊かです。

大田区より、ずっと財政的に厳しく、国の交付金なしでは財政を維持できない自治体が、保育園も特別養護老人ホームも足りているのに大田区が足りないのを財政が厳しいからと言えるのでしょうか。

(昼間人口が多く)都市部の需要があるから、、、などと言うのであれば、東京への一極集中策を反省すべきですが、国はさらに都心部一極集中による経済効果(あるのであれば?)を狙っています。

そうなると、日本の統治機構そのものが崩壊しているということではないでしょうか。
あるいは、交付金の算定基準を変えなければなりませんね。

ところが、政府は、地方交付税交付金が足りないからと、「法人住民税の国税化」という23区の財政をあてにして23区の税収を国税にすいあげるしくみまで作っているのです。
http://blog.goo.ne.jp/nasrie/e/28e1674652594f3b3a36e075c555cf29

今でも、「大田区はじめ23区は税金を集めずぎ」と国から思われているわけです。

財政が厳しいから保育園・特別養護老人ホームが足りないと言えるでしょうか。


結局、「住民に身近な自治体で子育て介護と言った生活課題を解決するから地方分権」と言われ、子育て、介護、障害といった権限を地方におろし、地方の責任が大きくなったからと住民税を一律10%に上げたものの、権限を下ろした途端に、その権限は別のところに使われているということではないでしょうか。

私たちが支払う住民税は大田区民のために使われているのでしょうか。

逆説的ですが、私は、国と地方も、吸い上げた税金を国民生活に再分配する税の基本的な役割が機能しなくなっているところに最大の問題があると考えています。

国税庁・財務省のHPには、既に、そもそもの税の機能や役割についての説明がなくなっていました。

国家の根源的な機能である「徴税の根拠」ともなる税の役割がどこにも書かれていないところにも、税が効果的に使われない現状(=税金が上がっても上がっても、国民生活に還元されない)の表れと言えるかもしれません。
 


「財政が厳しいの?優先順位でしょ!?」➔では何に使ったの?【大田区の箱モノの場合】

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箱モノのどこがいけないんだろう、今日はそんな視点から。

引き続き、増えた予算、民営化の経費削減効果が何に使われたのか、考えてみたいと思います。

大田区は、予算がどんどん増えているし、日本の中でも税収が豊かな地域、となると、いったい何に税金を使ってきたのかという話になりますね。

そこの一部を引き続きお伝えしようと思います。
遊説で聞き取れていない方も、聞いたことのある方も、どうぞ。

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箱モノが良くない、と言われていますが、そうは言っても、学校、保育園、区役所など、なければ困る建物はたくさんあります。
道路だって、橋だって、公園だってなくてはならないものですから、一概に悪いとばかりは言えません。

にも関らず、一般に、箱モノが「ムダ」と言われるのはどうしてでしょうか。

私は、区議会議員の時に、こんな指摘をしています。

【過剰な地方自治体公共インフラと消費税増税】消費税10%増税に伴い、大田区がなすべきこと

議会質問と答弁がありますからご覧ください。
こちらの方が面白いかもしれません。

答弁付【議会 質問】消費税10%への増税に伴い大田区が「区民のため」「財政のため」に今なすべきこと (2012年10月)

要は、今ある大田区の学校や道路が、計画的に整備されていなくて、適正な施設整備計画が無いということです。

■文中より⇒

このことは、大田区の学校施設が57ありながら、年に2校ペースでなんとか築75年以内に改築できると示されていた施設整備計画について、財政難を理由に1校に変更してしまったことや、平成23年度の区道改良実績9,842㎡のペースで今後改良を進めれば区道総延長約791㎞を全て改良するのに幅4mで換算しても320年以上かかる計算(791㎞×4m×1,000m÷9,842㎡/年≒320年)になることなどからもわかります。

さらに問題なのは、今ある公共インフラの維持管理さえ財政的に厳しい状況にあるのに、大田区は、新しい箱モノや道路公園を整備し続けていることです。

いるかいらないかと言われれば、「有った方が良い」ものはたくさんあります。

自分のことで考えても、家が古くなれば地震も心配だし建て替えたい、エコカーの方が省エネになるかもしれないし、子どもの教育のことを考えれば、学費が少々高くても少しでも進学率の高い学校に入れたほうが良いかもしれない、洋服だって食べ物だって少しでも品質やデザインの良い物の方がいい。

それでも、私たちは、費用対効果を考え、お財布の中身と相談して、その時々で判断していくわけです。

ところが、大田区の公共インフラ整備は、長期的な視点に立った計画がありません。
区民の財産に対する責任が欠如しているということです。

自治体は、減価償却という考え方が無く、単年度会計なので、予算を編成し、手元に残ったお金をすべて使ってしまう。
しかも、国の補助金がつけば、少ない予算で、大きな事業ができますから安易に補助金に頼る。

結果、維持管理費がボディーブローのように自治体財政を圧迫しますが、それでも、修繕には予算をまわさず新しいものを作る。
修繕を丁寧にすることは、建物を長持ちさせるとともに、地元の中小企業の仕事にもなりますから、雇用にもつながる効果的な経済政策でもあると思うのですが、、、。新築となれば、大手に有利ですね。

以前に、個人でお金を出してオランダに視察に行った時、再開発のしくみを聞いてなるほどと思いました。

自治体が所有する土地を開発するプランをコンペで決めるのですが、自治体は土地を貸し付け、事業者は開発して入る収入で道路公園の整備を含め事業の採算をはかるしくみになっていました。
日本のように、多額の税金が投入される仕組みになっていないのです。

スペインのサグラダ・ファミリアなど教会の建物が百年以上かかることがあるのは、建設費が教会員の寄付に支えられていることもその大きな要因になっていると聞きました。

一方で、王様の宮殿は、予算が足りなければ増税するので、短期間で=予定通りに出来あがるのだそうです。

この話は、今の公共インフラにそのままあてはまるのではないでしょうか。

私は、区民の財産に対する責任が欠如していると書きました。
加えて言えば、将来、更なる増税を招くような使い方をしているわけですから、集めた税金や区民の将来の負担に対する責任も欠如している と言えるでしょう。

地方分権で何が変わったか 

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ちょっと古い話ですが、政治のしくみが中央集権から地方分権にかわりました。

結果、何が変わったかと言えば、子育て・介護・障がいといった社会保障の責任主体が国から大田区(地方=基礎的自治体)に整理されたということです。

それまでは、国の責任で行うことを、国の代わりに大田区が行っているという位置づけでしたが、子育ても介護も障がいも一義的には大田区の責任になります。

是非はともかく、政治の仕組みとして、憲法が保障する「健康で文化的な最低限度の生活」の責任を大田区が負うことになったということです。

責任ばかりが大きくなり、財源が伴わないじゃないか!という議論もありました。
そのとき、私は、一年生議員2年目でしたが、下記のような質問をしています。

(2004年9月大田区議会第三回定例会 代表質問)
三位一体の改革に伴う補助金の削減と一般財源化】

三位一体の改革覚えてらっしゃいますか?
すっかり、昔のことのようになっていますね。

「国庫補助負担金の廃止・縮減」
「税 財源の移譲」
「地方交付税の一体的な見直し」
の三つを推進してきたわけですね。

で、保育園が大田区の事務になり、国の補助金が減らされてきた時に、財政的に大丈夫なのかという質問です。

それでも、大田区の責任が大きくなる分権が進む過程で、住民税は一律10%と実質増税になり、区民の負担も増えています。

これは、保育園に使いなさいと国から出ていた補助金が、紐つきでなくなり、言ってみれば、フリーハンドで使える財源が増えたということです。

当然、保育園に使われている「はず」ですが、そこが明確になっていないわけです。
で、優先順位が問題になるわけですね。

たくさんの待機児を解消しなければならないことを理屈に、コストの安い民間保育のしくみを次々と作りだしてきたわけですが、これまで、〇人の子どもに〇円の財源を投入して行ってきた保育事業が、今、△人の子どもを△円になったという形での分析ができていません。

地方分権を進めるにあたり、国会では

「住民に一番身近な自治体が生活課題を解決するために、国から地方へ権限をおろしましょう。」

と決議されました。

権限は国から大田区までおりてきていますが、住民=私たち区民の手にあるという実感はありません。

大田区までおりてきたのに、区民が権限を大きくしたと実感できていないのは、行政や議会がその権限を区民のために使っていないということではないでしょうか。

では、その権限を誰のために使っているのか。
私たちの手に取り戻すにはどうしたらいいのか。

予算の編成権は区長にあり、予算の議決権は議会にあります。

区民生活のための予算を編成できる区長を選ぶ。

区民生活のための予算に賛成し、そうでない予算は、問題点を指摘し修正を求めるとともに、改善されなければ、否決できる議員を選び、議会を作る。

そのためのチャンスが、統一地方選挙。大田区の投票日は4月26日です。

*国家戦略特区など、この間の一連の規制緩和に関り奈須りえは、権限の行先は「企業」。地方分権は「企業分権」だったのではないかと分析しています。

奈須りえへの応援&メッセージ

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【保坂展人さん 世田谷区長】



奈須りえさんの市民の立場で続けてこられたこれまでの歩みに拍手をおくるものです。国の政治が硬直し、ますます力が強く声が大きなもへなびいているのに対し、地方自治体からブレーキをかけ、信頼と連帯、相互扶助の社会を共に作れる人だと思います。応援します。頑張ってください。


【宇都宮健児さん 弁護士・元日本弁護士連合会会長】





安倍政権の暴走から大田区民の命とくらしを守る大田区政を確立するためにも、奈須りえさんを応援しています。

【福島みずほさん 参議院議員】


奈須りえさんは、特区の問題、食物の安全、リサイクルの問題、子育て支援、介護、女性、子ども、働く人、中小企業を応援するというたくさんのことに取り組んできました。明るくて、元気で、
へこたれない女性。多くの人に寄り添って、必ず行動し、解決をしていく素晴らしい人です。
大田区議会に必ず送ってください。

【山本太郎さん 参議院議員】


奈須りえさんは、これから新しい市民の政治勢力をつくっていくなかまです。
奈須りえさんの持っている知識・能力・地域への愛情と情熱を、ぼくも学びたいと思います。
まず、当面の目的を達成するために、奈須りえさんの活動に、
みなさんひとりひとりの力をかしてください。よろしくお願いします。


【上原公子 国立市元市長】

民主主義が崩壊し始めた時代に歯止めをかけるためには、選挙で勝つしかありません。奈須りえさんは、いつも真摯に市民とともに政治に向かってきました。政治を市民の手に取り戻すために、奈須りえさんの再登場です。


【鎌仲ひとみさん 映像作家】





 問題を指摘するだけではなく その問題を解決しようと 働く。
しかも民主的な手法で!! こんな市民派の候補応援しなくてどうしましょう、
大田区の宝 だと思います。

【永倉冬史さん 中飛腫・じん肺アスベストセンター】



皆様はよくご承知の通り、奈須りえさんはとても有能で誠実な方です。
また、何より子どもたちや支援を必要としている人たちに寄り添ってものを考え、かつその考えに従って実際に行動する人です。

このようなマンパワーは民主主義にはぜひとも必要です。社会を構成するうえで公共の財産を分配する議会制民主主義には、支援を必要とする人々の声を代表し、弱者の犠牲を顧みない利益追求や既得権益を許さない、冷静で論理的なマンパワーが必要とされます。

奈須さんと私は、以前から大田区のアスベスト問題に取り組んできました。大田区内の元アスベスト工場跡地の土の中からアスベストの塊が大量に出てきた問題、解体建物のアスベスト調査と住民への説明会、学校の周辺に散乱したアスベスト建材問題など、奈須さんはいつも果敢に行政に問題提起し事業者に説明を求め、住民にとって最良の解決策を模索してきました。

アスベスト問題は分かりにくい問題です。粉じんを吸い込むことでがんを発症する危険性があります。しかしいまだにアスベストは建材の中に大量にストックされたままです。東日本大震災では、アスベストが粉じんになり被災地を汚染しました。大きな震災が発生する以前にアスベストを計画的に撤去することは政治的な大きな課題です。

このようにすぐには目に見えないが重大な問題を、奈須さんはほとんど単独で取り組んできました。

奈須さんにはまたぜひとも議会に戻っていただいて、ご活躍してほしいと思います。私も微力ながら、皆さんとともに奈須さんを応援します。奈須さん、頑張ってください。

【神田香織さん 講談師】



私は「対等、平等」が好きです。国政がフェアな民主主義から遠ざかり、庶民の暮らしや安全が脅かされ始めた、こんな時だからこそ、奈須りえさんを選び出し、大田区からフェアな民主主義を実現させましょう。

【水野誠一さん 元参議院議員 元西武百貨店社長】



奈須りえさんほど、色々な政策について本気で勉強している女性は滅多に居ません。もちろん女性ならではの生活実感をしっかりと持った人でもあります。他の先進国に比べて、日本では女性議員の率が低いというのも、恥ずかしいことです。今回は、奈須りえさんを絶対に区議会議員に送り込んでください。大田区のためにも明日の日本のためにも!


【太田啓子さん 明日の自由を守る若手弁護士の会 弁護士】


社会が変わり始めるときというのは、1人が100歩歩いたときではなく、100人が1歩ずつ歩きはじめる時。真のリーダーというのは、1歩歩き出す姿が颯爽としていて楽しそうで、あの人と一緒にあっちの方向に歩いてみたい、と周りに思わせ、自然と多くの人の歩みを促す人なのだと思う。それから、そっちに歩くのはなんだか危険、今こっちに歩くタイミング、という嗅覚に優れた人。奈須さんはそういう方だと思っています、ぜひ政治の意思決定の場にいらしてほしく、応援しています!

【武井由起子さん 明日の自由を守る若手弁護士の会 弁護士】

奈須さんは、私が初めて政治、政策について疑問を持ったときに、いろいろ教えて下さった「先生」です。以降、活動に注目させて頂いていますが、抜群の政策感で、国家戦略特区などについて提言されてきました。何もしない議員なんていないのと同じ。優しい目線と広い視野を持った奈須さんと、そのような素晴らしい政治家を持つ大田区に、とても期待しています。


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奈須りえ応援隊

五十嵐敬喜 法政大学名誉教授・弁護士



鎌田慧 ジャーナリスト


安中正行 いのくら屋 中央
石川みのり サポートぱんぷきん 大森南
今井和江 郷土研究 蒲田
今崎牧生 心療内科専門医 多摩川
岡村紀男 じいちゃんち 上池台
川西正治 田園調布一丁目東自治会元会長
神田令子 大田しあわせ 東馬込
北川鑑一 弁護士 久が原
北村小夜 仲六郷
桑原幸子 山王
國府方忠雄 第身連顧問 東雪谷
清水建夫 弁護士 南馬込
タカコナカムラ 料理か 上池台
高橋光夫 呑み川の会 石川台
舘野せつ子 消費者活動 多摩川
福石満 元大田区職員 羽田
藤原瑠美 スウェーデン福祉研究科 南雪谷
宮田孝子 西蒲田
宮野信二 羽田アンビシャス代表 羽田
山中菊江 元教員 東矢口
吉川知 おやこかふぇ ヴェルデ 中央

日本海賊TV 2015.04.02 ③ 対談 宇都宮健児 × 奈須りえ 「日本と原発」

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日本海賊TV 2015.04.02 ③ 対談 宇都宮健児 × 奈須りえ 「日本と原発」

宇都宮健児さん、選挙期間にも奈須りえの応援にいらしてくださるとお申し出いただきました!!!

応援は4月22日16時~。場所は決まり次第、ツイッター、フェイスブックなどで広報します。お問い合わせは03-5763-5091へ。

奈須りえの応援スケジュール

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詳細は事務所にお問い合わせください。03-5763-5091 office@nasurie.com

4月18日17時~
18時~  大森西口
19時~  蒲田西口
上原公子前国立市長

4月20日19時~     蒲田駅東口
 山本太郎参議院議員

4月22日11時~  池上駅前
中皮腫・じん肺アスベストセンター 永倉冬史事務局長
22日16時~  蒲田駅東口
宇都宮健児前日弁連会長

4月25日10時~ 大森西口
河合弘之弁護士(高浜原発差し止め請求弁護団・ドキュメンタリ映画「日本と原発」監督)

25日19時~ 大岡山駅
水野誠一元西武百貨店社長  

【2015年4月26日大田区議会議員選挙 奈須りえの政策】

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財政がきびしいの?
優先順位でしょ!!

予算が700億円増えても(2003年~2015年)たりない保育園や特別養護老人ホーム。財政が理由でしょうか?



 

地方分権になったというのは、子育て・介護・障がいといった社会保障の権限が国から地方におりたということ。
これは、大田区の責任が大きくなったということです。

憲法が保障する健康で文化的な最低限度の生活は、これまでは、国が私たちに保障していたけれど、地方分権になって、大田区が私たちに保障しなくちゃならないしくみに変わった。

大田区の責任は大きくなったんです。
だから、住民税は一律10%になり実質の増税になりました。
社会保障のためにと導入され、5→8%に増税された消費税の地方交付分もある。(10%も決まってしまいました)消費税は、社会保障のために使うんでしたね。

「健康で文化的な最低限度の生活」を保障することに大田区は優先的に取り組むべきであると考えています。

子育て、介護、障がい、教育など社会保障

一人でも
年をとっても
障がいがあっても
安心して暮らせる大田区に!

そう言った問題意識の上に、特に下記の6つで大田区はさらに良くなると考えています。


■「給付型奨学金」で全ての子どもに学ぶチャンスを!
 能力がある学生に学習できる環境を整えるのは、行政の責任であると考えています。

 大学生が奨学金という名の借金を抱えて卒業することが当たり前の社会になりました。
 下記は、自治体の奨学金の滞納件数等です。大田区は滞納件数が多い。
 安易な借金を促すか、結局は給付と同じになっているのが現状です。
  *これがなぜなのか、詳細も調査していきたいと考えています。
   

<colgroup> <col width="72" /> <col span="3" width="72" /> <col width="151" /> <col width="277" /></colgroup> 都道府県 市・区 件数 滞納件数 1人当たりの滞納額  備考 大阪府 高槻市 299 1697 66,845   高石市 86 237 125,012   東京都 新宿区 33 ※109 ①220,704         ②476,800 ※①月賦・半年賦・年賦の総支払回数の内1回でも未払いがある者の人数                   ②全額滞納は6件 杉並区 266人 17767 算出困難 個々により償還計画(月賦・半年賦など)が異なるため、延件数を記載 台東区 172 1953 7,101 15人※在学中の奨学生 大田区 1485 1612 301,000   群馬県 太田市 95 222人     長崎県 佐世保市 0 113人 150,000  


■大田区の責任で介護予防
 介護保険の改正により、制度上、予防介護の部分が縮小され自治体の責任になりました。
 これを「ボランティア」の支え合いでなんとかしようというのが、大きな流れです。
 認知症予防など、専門性の必要な予防介護をやってもやらなくても良いボランティアで支えるには、専門性の確保や、サービス提供の基準など公平性の点から問題があります。
 行政の責任で取り組まなければならない部分を明確にしていく必要があります。 

■環境・歴史・文化をまもれる「まちづくり条例」に!
 いま、まちづくりは、さらに経済優先になっていて、事業者がその土地からどれだけ「収益を上げられるか」だけで進んでいます。
  結果、生活環境は乱され、歴史や文化は壊されています。
  現在ある大田区の「まちづくり条例」をかえ環境・歴史・文化をまもります。

■「(仮)大田区食品安全委員会」で食を守る
  国は食に関る規制を次々緩和してきています。
  遺伝子組み換え、農薬、添加物、放射能など、ルールを決める現場では、それにより経済的利益を受ける利害関係者の声が、より大きくなっています。
  一方で、こうした国の規制緩和に関る議論に、毎日の食を子どもたちに提供する家庭や、学校や保育園などの現場の声はなかなか反映されません。
  生活現場からの声を公的に吸い上げ、政策立案過程に反映させるためのしくみが必要です。 

■「国家戦略特区」で進む教育・医療・水道などライフラインの規制緩和にNO!
 *民間事業者中心に規制緩和を決める。大田区も特区に指定されている。
  法律改正を待たず、経済利益を最優先に規制緩和を可能にするしくみができました。
  大田区も特区に指定されています。
  経済利益を追求すれば、個々の生活を侵害する場面もでてきます。規制緩和による影響を明確にしないまま進む特区による規制緩和が進んでいます。
これをあいまいにせず、ライフラインの規制緩和が生活に与える影響を明らかにするとともに、自治体からNOと言える状況を作っていきます。
  
■大田区発注の仕事を区内の中小企業や市民が支え、区民の雇用や経済を守る
   いま、あらゆる場面で、大きなものが有利になるしくみが完成しつつあります。
   大企業、大きな社会福祉法人、医療法人、株式会社。
   しかし、区民の生活を考え、地域経済を考えれば、雇用やお金の流れは、個人商店や中小企業に守られているのが実態です。
   ここを大切にしなければ、雇用や経済はさらに悪化します。
   区民から集めた税金が、最終的に区外に流出するのではなく、区民に還元されるお金の流れを想定した「大田区発注」をおこなっていきます。

動画&文字おこし【大田区ウォッチ】 2015/04/23 JR蒲田駅東口 奈須りえ 無所属 with三宅洋平

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4月23日19時から蒲田駅東口で、ミュージシャンで政治活動を続けている三宅洋平さん(2013年の参議院銀選挙で約18万票獲得)と今の政治問題について一緒に語りました。
その時の文字おこしがこんなに早く出来あがりました。

多くの人が足を止めて聞いてくださいました。これまでの選挙演説とは一味もふた味も違います。宇都宮さん、山本太郎さんとおこなったトークもそうでした。今日これから行う河合弁護士(監督)、水野誠一さんもそうなると思います。

一人でも多くの方に聞いていただきたいという、私のボラさんが作業して下さいました。仕事の合間にボラしてくださっているので寝る間も惜しんでの作業だと思います。私のボラさんたちは私の誇りです。




【大田区ウォッチ】17) 2015/04/23 JR蒲田駅東口 奈須りえ 無所属 with三宅洋平(前編)


【大田区ウォッチ】18) 2015/04/23 JR蒲田駅東口 奈須りえ 無所属 with三宅洋平(後編)


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2015年4月23日(木)蒲田東口 三宅洋平応援演説x奈須りえ

 

奈須「大変長らくお待たせしました。たまたまここを通りかかられた方は非常にラッキーです。

今日は区議会議員候補、私奈須りえの元になんと、沖縄に住んでらっしゃるミュージシャンの三宅洋平さんがいらしてくださいました。

三宅洋平さんと聞いてもご存じない方は、ちょっと是非知っていただきたいんですが。前回の参議院議員選挙の時に全国比例区で出馬をなさって、17万票を取られた、今、若い人たちに大人気の、若い政治を語る青年です。、、、なんて私がおばさんみたいに言ってますけど。

本当に熱い思いで、今までの私達の政治という概念を大きく突破してきた、本当に素敵な人です。

今日は私、奈須りえの区議会議員選挙にどうして三宅さんをお呼びしたかと言えば、やはり投票率がすごく低いんですね。で、特に若い方達が政治に興味、関心を持ってらっしゃらない。そういう方が非常に多いです。でも今、政治は非常に大変なことになっています。先ずは一番身近な大田区の政治から興味関心を持って頂きたいと思いました。

で、無理を承知で洋平さんに「来ていただけませんか」とツイッターのメッセージでお願いしたら、二つ返事で OK。もう、やったーって感じで凄くうれしくて。

 

それで、今日は洋平さんにいらして頂いています。先ずはどんなふうに政治について語っていただけるのか、みんなで聞いてみませんか。私も今日はすごく楽しみにしています。一説によると、渋谷の街頭でマルクスの話をしたりするという非常にインテリでもあります。それでは三宅洋平さんに一言お願いしたいと思います。洋平さんお願いします。」

 

三宅「蒲田駅前にお集まりの皆さん、そしてご通行の皆さん、大きな声で失礼します。大田区議会選挙に立候補の奈須りえさんの街宣でございます。

私、三宅洋平、前回参議院選挙で17万票取ったミュージシャンと紹介されるのですけれども、本当は17万6,970票の獲得で、17万と切り捨ててしまうと、6,970名の方に申し訳がないので、四捨五入するなら切り上げて、18万票と言いたいところなんですけれども。どっちにしてもですね、大きな数字を頂きました。

で、3,11、原発事故の元になる地震、震災以降ですね、新しい政治意識を持った層というのが世の中に現れ始めていると思います。

 

自分自身が参議院選挙に出るに至ったのも、ミュージシャンとしてもう少し格好つけていたかったんですけれど、ミュージシャン以前に一人の人間として、今やれることをやり切ってしまわないといけないじゃないかな、という思いで、政治の世界に思い切って踏み込んだ2013年の選挙でした。

その頃は本当に怖いもの知らずと言いますか、何も知らないがゆえに本当に思い切った物言いを17日間の選挙期間中も敢行しまして、そういったところが逆に今まで政治にコミットしてこなかった人たちの心を引きつけたことができたんだと思います。

 

で、一年半が経ちまして、17万票取ったということが、落選はしたんですけれども、例えば永田町などでも一目を置かれる存在になりました。

そのことで政治家の皆さんとお話する機会にも恵まれて、自分自身がどんどん変化していくのを今も感じています。

というのは原発のこと一つとっても、やっぱり必ず「原発に反対だ」というと「経済はどうするんだ」という、お叱りを受けるんですけれども、そういった意見の中にも、「脱原発と推進」という単純な二項対立ではなくて、本当に経営の現場で日々、何百人、何千人、何万人という従業員のことを思って苦労されている人たちの思いというのも、その後知る事が出来ました。

で、どういうふうになったかと言いますと、それまでよりも、唐竹を割ったように反対だとか、よくない、止めるべきだとか、中止するべきだとか、簡単には言えなくなったんです。

ただそこにあるのはなにかと申しますと、理解したいという気持ちと対話の中で調整をつけて行きたいという気持ちなんです。

「おいおい、三宅洋平もなんだかつまらないこと言い始めたな」とお思いになるかもしれませんが、やはり自分にとっては、前の参議院選挙は一般ピープルが自分のいろんなことをかなぐり捨てて選挙に出るという、ハードルを乗り超える、そういう選挙だったんですね。

 

ところが一年半が経って、また予想通り世の中の状況というのが厳しくなって来て、表向きアベノミクスはトリクルダウンを徐々に起こしていると、リーマンショック以前ぶりにメーカーとか製造業、輸入業、ボーナスが上がってるじゃないか、そういう報道もあります。

 

しかし根源的に地球をほじくり返して、地球を痛めつけて、その富を労働者に分配するのか、経営者に分配するのか、といった議論は、それは大飯原発再稼働阻止の判決を出された樋口裁判長の判決文にもあるように、電気代の高い、安い、つまりお金の話と、命の話=生存権の話を同じテーブルで語るということは、倫理的にも道徳的にもそして、法律的にも許されないことだというふうにはっきりと書かれた素晴らしい判決だったと思っているんです。

 

僕は政治はもとい、法律というものも長年あんまり注目せずに生きてきました。

自分が法律の力を思い知っているのは本当に選挙に出てからのこの一年半です。国際情勢も含めて、日本がなぜこのような状況にあるのかというのも、やはり国連憲章の中に「敗戦国敵国条項」というのが設けられていて、今、世界で唯一国連憲章の中で敵国認定されている国は日本だけだという状況が、やはり日本の国際政治をうまく成り立たせない一つの要因になっていると思うんです。ただそういったことを、対米従属型の政治を選んできたこの70年のなかでずっと総括しないで来てしまったのが、今の安倍政権を産んでしまった社会背景だと思うんです。

 

で、今朝の新聞を読みますと、バンドン会議、これは戦後のアジアの平和外交を皆で話し合っていくための会議だと僕は認識しているのですが、いま注目されている安倍総理の戦後70年談話ですか、これに関してその草案となるような演説を安倍総理がされたそうです。その内容に関して中国政府は納得がいっていないということで、昨日演説中に習近平主席は席を立たれたということです。ここにおいて、安倍政権がどうとか、中国共産党がどうとかということよりも、僕はどっちも食わせ者だと思ってまして、本当に平和な外交を築いていこうという情熱に満ちたやりとりにはとても思えず、まるで戦争でも起きたほうが経済が回るんじゃないかという思惑が実は両者の間にはたらいているようにも見えてしまうんです。

そして同じ日に何故か、106名の国会議員による皆で靖国神社を参拝する国会議員の会が、このバンドン会議の非常に重要な局面で、安倍総理が戦後の総括をどのようにするのかと注目されているその日に靖国神社に106名の国会議員が参拝したというニュースも聞きました。

こういった刺激を起こすことで一体何がしたいんでしょうか?本当に平和な外交というものを目指しているのかということが、僕には大きな疑いしか持てないんですね。

 

そして今自分が住んでいる沖縄で、米兵と話をしますと、グリーンベレーの隊長をやってるような人間が、「いや、洋平、俺もわかってるよ。戦争はね、石油のためでもない、正義のためでもない、戦争というビジネスのために戦争してるんだ俺達は。」と、はっきりそういうふうに言っている人がいます。

戦争が何よりも儲かるんですね。特に戦後処理、そしてインフラ整備。そして一度破壊した街の中に水道管からガス管から何もかも、メイドインUSAで引き込んで何十年もその社会からレンタル料を取り続けるという、アメリカ型の見えない植民地化政策の一号店がまさに日本だったわけで。そうした日本の歴史を僕ら自身がもう一度総括して語り合っていかないと、また非常にわかりにくい形での戦時体制を日本は取っていくんだと思います。

 

平和を語る人々の一つの欠点というのは70年前の戦争のイメージが強すぎるのでああいった戦時体制がまた日本にやって来るんではないかとそういう危惧を持たれている方が多いと思うんです。しかし、それはやって来ないと思います。ですからそれが来ると騒ぎ立てると、ほら来なかったじゃないかという話になる気がするんです。でもイスラエルでもアメリカでも、自分の国が他国に空爆をしている最中に一体何人の国民がそれを認知しているでしょうか。僕が危惧しているのはそういう、非常に見えにくい戦時体制というものが日本でもひかれて行くのではないかということです。ですから、「一部の自衛隊の方が自分で望んで行っているんだからいいじゃないか」といった論調、そういったものが蔓延していくのが少し恐いんです。

 

ただ、フェイスブックで、アメリカやイスラエルの友人達を見ていても、自分の国が他国を空爆している最中、週末には生ハムに赤ワインでホームパーティ。

そういう生活をおくる国民というのは、僕はやっぱり、、、ま、選挙演説でこういうこと言うのもなんですけれど、ダサいと思うんです。

そういう日本人になって欲しくないし、是非、選挙に興味が無い、あるいは「奈須りえ何者やねん」と思って今通り過がってい皆さんにも、やはり集団的自衛権の法的整備が来月5月から始まるということは認識していただきたいんです。

それで、ボーバスが5万円10万円上がるということは、労働者にとっては非常に大きな話だと思うのですけれども、その裏で、地球の裏側でなんてよく言いますけれど、何が起きているか、そこを想像していかないといけないのではないかと強く思っています。

 

国のトップが、あるいは国会が、そういったことにしっかり歯止めをかけることが出来ないのであれば、僕は地方から逆巻きに平和外交、平和政治をがっちりやっていかなきゃいけないと思うんです。もちろん環境問題も含め、そして環境とか平和とかいう言葉を死語にしてはいけないと思うんです。この曖昧模糊とした「なにか良いこと行ってる風」ということに対して、僕らが具体的な力を持っていかなければならないと思っています。ですから、選挙に勝たなくてはいけないんです。

 

こちら奈須りえ、大田区議会選挙に立候補しております。

今日本中で、新しい市民派の政治層が立候補しています。僕は、南は宮崎、今回は、東は東京までしか来れていないんですが、この28日間、一度も家に帰らず、ずっと各地を候補者達を応援して回ってきましたが、1,700ある自治体の中で。集団的自衛権行使に反対の決議を取っているのは、わずか220以上、230くらいですかね、の自治体なんです。

ただ当初230もあるんだと少し希望も湧きましたし、そういう決議を採択した自治体の中では、自民党の議員さんでも「私はやっぱり戦争には参画したくない」という思いで、反対決議に賛成されている方も沢山いらっしゃるんです。

これからの政治というのは右も左も無く、ウヨクもサヨクも無く、みんな、ナカヨク、そういうスタンスでやっていかなければならない時なんです。

 

埼玉県で吉田しょうへいさんというラーメン屋さんが突然立候補しました。僕と殆ど変わらない35歳です。着の身着のままスーツも着ずに、レゲエのサウンドシステムで選挙してました。彼が自分のポスターに喜納昌吉さんの「すべての武器を楽器に」というスローガンを入れ込みたいということで、確認をとって欲しいと電話をかけてきたんですけれども、今どき、三宅洋平に推薦されて、喜納昌吉の言葉なんか使うと一部の方にとても叩かれるよ、ということを注意したんですけれども、彼の電話での返答に、むしろ僕が何か一年半前、忘れていたことを思い出さしてもらったんですけれども。

「いやー、洋平くん、右も左も、俺よく分かんないっすけれど、いい言葉じゃないですか」彼はそう言ったんですね。僕はそのスタンスに多くの国民が共感できるのではないかと思いましたし、これからは保守とか、革新とかはっきりと出来上がってしまった勢力図の中で、しがらみのない無所属の市民派が調整役としてその中を立ちまわってすべての議員と仲良く出来るいとぐちを探す。

そして40〜50ある区議会の議席の中で、僕が思うのは、例えば大田区でやらなければいけない事は全議員が協力してやらなければいけないことだらけだと思うんです。

ですから、レイヤーのずれたまんま、環境問題と経済の問題といったレイヤーがずれたまんま賛成反対といった稚拙な論議を繰り返す政治はもう終わりにしたいんです。

 

そういった中で、手探りの選挙をやって、新しい新しい市民派の候補者達が、一人、また一人、と議会に入っていく時代が来たと思います。政治の扉をまた一歩開くタイミングが来ているんだと思うんです。ただ、本当にみんな経験不足で、思わず理念だけで政治を語りがちなんですけれど、やはり議員の責任を全うするには勉強して経済政策も語れなければいけないし、福祉も語れなければいけないし、そしてもちろん、語るだけではなく、多くの支持者の力を結集してそれを束にして具現できる政治力も必要だと思うんです。

だから、今まで目をそむけてきたものにも、どんどん目を向けて行かなくてはならないし、そう言って意味で、僕は朝日新聞ばっかり読んでいたんですけど、最近産経新聞と読売新聞を意識して読んでいます。

 

それは戦争を是とする人たちの思いが表面的なものではなくて、なぜ彼らがそう思うのかということを深く理解して行かなければならないと思うからです。

たとえば、自分の親族が特攻隊でなくなられた方が、やはりそこに思いを乗せて靖国神社に参拝るっていうのは「思い」だと思うんですね。それを「平和主義」という非常にまた表面的な思いの中で十把一絡げに否定することが、これ自体が社会の中で起きている精神的な戦争だと思うんですね。

だから相手の考えてることを本当に理解して対話してゆくという姿勢を僕らは持っていかなければいけないので、もう勉強していくしかないなという思いでやっています。

 

各地統一地方選、応援弁士やってまいりましたら、選挙フェスの時は「ヤーマン!俺はね〜」なんて喋ってたんですけど、なにせ人の応援という責任があるんで、あんまり僕の選挙じゃないんでいい散らかせないもんで、「ございます」なんて言葉がだんだん身についてきちゃったんですけれど。

それでも僕は構わないんです。「おいおい三宅洋平、なんだか政治家みたいなしゃべり方になって来たな」と思われても構わないんです。それよりもそうやって喋れば耳を開いてくれる人にやっぱり語りかけていきたいし、そして投票率はどんどん上げていきたいんです。

 

サッカーや野球を語るように政治を語れるようにして行きたいし、子どもたちが「僕は将来大きくなったら政治家になりたい。政治家ってかっこいい。政治家って輝いてるね。」と言ってもらえるような政治風土をやっぱりつくっていかなければいけないと思うんです。

 

そういう意味では本当はこうやって街宣車で大きな音でわーわーしゃべるような選挙の風土もゆくゆくは変えていきたいと思っています。

本当に 365日、区民、国民が政治に感心を持ち、そして議員の皆さんがもっとオープンに自分たちの活動を伝えられていれば、僕は選挙期間なんて本当は無くたっていいんじゃないかと思います。実際その人がやられてきたことを知れば、そもそもですね80候補出て50人選ぶ、でも投票は一票みたいな。80人全部吟味できませんし、こういった稚拙な選挙制度っていうのもやっぱり、僕達がほったらかしにして来てしまったんじゃないのかな、と思ってます。

 

それで、奈須りえさんを持ちあげたいんですけど、前置きが凄く長くなりました。そういった市民派候補達が一人、また一人と議会に入っていく中で、やはり長らく、2期、3期、4期と孤独な市民派の席を議会で守り続けた先輩たちもいます。新しい政治層をリードして行く、しがらみのない市民候補の先達として、やはりこういう人たちにはきっちりと当選してもらって、僕達をリードしいろいろ教えていただけないと困るんです。だから、大田区議会には、このドラえもんの聖地、大田区の議会にはですね、子どもたちにもわかる言葉で政治を語れる、奈須りえさんのような、広い懐と優しさと愛を持った議員さんがどうしても必要だと思います。

 

市民が、政治の手綱を手放すか、放さないかの分け目の統一地方選だと思っています。安倍総理の口からは「全権委任」なんて言葉も出ています。「全権委任」というのは選挙をやらなくなるということです。それが本当かどうかわかりませんが、総理大臣の口からそういう言葉が出ていることだけは事実です。

そして今日のバンドン会議における習近平主席が安倍総理の演説中に席を立ったというのは、以前日本が戦争した時に、国連の議場で日本の外務大臣が席を立ったという、ああした出来事とどうしても重なってしまうんです。

 

もう一度いいますが、習近平も安倍総理も、僕は曲者だと思っています。戦争することで儲かる人たちが、裏にいるんじゃないかと。勘ぐりではなくて、輪切りにした経済構造の中でそう見えてくるんです。

それを地方からきっちり歯止めをかけられる、手綱を放してはならない。貴重な一議席、奈須りえさんを皆さんで応援して守って、そして周りの方に後2日半、声を掛け合って、「清き一票ではなくて、自分の一声で10票、20票やはり獲得して、争い事は嫌いなんですけれど、選挙だけは勝たなくてはいけないんで。是非、ご注目いただいて、家に帰ってから「奈須りえ」と検索していただいて、納得していただければ、4月26日日曜日の投票日、ぜひ投票所に足をお運びいただいて、「奈須りえ」と書いて欲しいんです。よろしくお願いします。三宅洋平でした。」

 

奈須「大変な人の後に喋らなくてはいけなくて、ちょっと、三宅さん呼んで、私が霞んじゃって、せっかく立ち止まった皆さんが、「さあそろそろ帰ろうか」

なんて思ったら、困ったなあ、と思ったわけですが。

さあ、国政はこんな状況になってると。国政はこうでも大田区はそれなりにまともにやっているんじゃないのと、思ってらっしゃる方が多数だと思います。だから国政の選挙は6割近い投票率の時もある。でも大田区の選挙は地域によっては3割になるところもあるんです。でも大田区の政治、凄く大切だということをこれから皆さんにお話したいと思います。

 

分権、分権と言われてきました。地方分権ということです。今から10数年前でしょうか。もうちょっと前かしら。20年位前かも知れない。これ、最近全然聞かれなくなりました。でも政治の仕組みは今、地方分煙になっているんです。

中央集権と地方分権の違い、なんだか皆さんご存知でしょうか?

 

中央集権といえば、あの嫌な官僚たちが権限を持っているから、あんな国の官僚に権限持たせるのはよくないから、地方に権限あげましょう。、、これくらいに思ってらっしゃる方がいたら、大間違いです。大変なことが起こると、私奈須りえは思っています。

 

国が持っていた権限が地方に移りました。なんの権限が移ったでしょうか。「子育て」「介護」「障害」社会保障の権限なんです。

憲法で言えば25条、健康で文化的な最低限度の暮らし。これはこれまで国が私達子機民に保証しなくてはならないものだったんです。

ですから保育園や特別養護老人ホーム、これまでも大田区でやっていましたが、国が枠組みを作っていたので、国に言われた通りにやっていただけだったんです。

地方分権と言うのはこの枠が外れるということです。大田区が好きに出来るということなんです。だから今どんなことが起きているでしょうか。

保育園の設置の基準、どんどん変わっています。保育士さんの人数だったり面積だったり、これは自治体で好きに出来るようになって、新しいかたちの保育園がどんどん出来ている。でもこれは結局はどういうことかというと、いわゆる保育の質が落ちるということです。狭い部屋の中で子どもたちを沢山押し込めても構わない、園庭がなくたってお構いなし、職員が非正規だってなんだって構わない。こんな風に変わってきているんです。

 

これが地方分権だったということです。国が持っていた権限を地方に移したら私達の声が届きやすくなって、もっとサービスが良くなるからと地方分権を選んだんです。

 

国会での決議、どんな風に決議されたか。住民に一番身近な自治体が生活課題を解決するために、国から地方に権限を降ろしましょうといいました。

国の官僚に権限を持たせていたら、悪いことばっかりするから、天下り先を確保するためにその権限を使うに違いないから、やっぱり住民に一番身近な自治体が権限を持ったほうがいいに違いない。これ、その通りだって私達、思ったんじゃないでしょうか。でも権限は大田区に降り、そして私達は保育園も特別養護老人ホームも未だに足りないどころか、どんどんサービスの基準が低くなっているんです。

 

これが地方分権の結果です。何が問題かといえば、権限が太田区まで降りましたが、私達区民まで下りていないって言うことなんですよ。

私達区民の声が政治に届いていない。だから私達が望むような政治にならないんです。

 

 

もう一つ聞いてください。2003年に、私奈須りえは初当選しました。その時の大田区の予算は1800億円でした。今年一体いくらになったかご存知でしょうか。2500億円。引き算してみてください。700億円増えました。割り算してみてください。4割増えたんです。

それでも保育園や特別養護老人ホームは足りなくて、さっきから皆さんに言っているように、保育園の質はどんどん下がってきています。

こんなことが今起きていて、行政は私達に何て言っているでしょうか。

「財政が厳しいから」

 

700億円も予算が増えているんです。よく行政は予算が増える予算を組むと、「積極予算、今年は言い予算が組めました。」こんな風にいいます。でも予算が増えるということは、私達区民の負担が大きくなるということです。

大田区の予算が700億増えるということは、区議会議員や区長がポケットマネーで私達の予算を出してくれるのではなくて、私達区民の増税で支えられているんです。あるいはどこからか借金しているかも知れない。それは子どもたちの負担になります。

 

大田区の予算は700億円増えました。そして民営化や民間委託も進めてきたんです。

大田区立の幼稚園は全園廃園になりました。こんな自治体は凄く珍しいです。

保育園は民営化や民間委託。大田区立の図書館は、中央館を除いては全館株式会社が今、管理、運営しています。これも全国で非常に珍しい自治体なんです。

しかも中央館と言うのは法律で大田区がやらなきゃいけないことに決まってるんです。

 

それだけじゃありません。大田区の沢山の事業が今、株式会社をはじめ、殆どが株式会社ですが、民間事業者で管理運営されるようになっています。相当に経費削減されているはずなんです。

700億円も予算が増えて、民営化や民間委託して、それでも保育園も特別養護老人ホームも足りなくて。こんな税金の使い方、皆さんどう思いますか。財政が厳しいって言えるんでしょうか。

 

しかも大田区っていうのは東京23区で、日本で一番お金持ちの自治体です。

国はなんと言ってるか。「富裕団体」と言っているんです。

お金持ち。あまりにもお金持ちすぎるから、どうなったかご存知でしょうか。

去年の4月から、23区の財源の一部は不足する国の財源に補填されるようになりました。

 

直接的に言えば、法人税が減税されるからその穴埋めとして23区の有り余る財源の一部は国が代わりに使おう、という風になってしまったのです。

それくらい23区はお金持ちなんですよ。それで保育園も特別養護老人ホームも足りなくて財政が理由なんでしょうか?私は信じられません。

それで私が2003年から大田区でどんなことをしてきたのかを皆さんにお話すると多分、皆さんは更にびっくりすると思います。

例えば、何かに使うという明確な目的があればいいですが、曖昧に「まちづくりのために使いますから」というようなことを言って、土地を買うことがあるんです。外郭団体の土地開発公社に土地を買わせますから、目的のない土地を買ったらその土地は長い間放置されることになって、その間の利息、維持管理費、土地購入代金に加えて区民の負担になります。

私はこういう土地の買い方も、保育園も特別養護老人ホームが足りなくなった原因の一つだと思っています。

じゃあ目的を計画にして土地を買えばいいかというとそうでもないんです。

例えば大森の駅前の一等地は明確に公共の目的で取得しました。でも大田区の物になった途端に、どうなったか。やっぱり目的を変えて、「にぎわいのためだから」と言って、民間事業者に50年の定期借地権で今、貸し付けています。

よく保育園も特別養護老人ホームも足りない時、大田区は何と言うかご存知でしょうか。「適当な土地がなかなか見つかりませんから」って言うんですよ。でも駅前の土地を 50年も民間に貸しておいて、適当な土地が見つからない、というのは通りますか。蒲田の駅前の5丁目にも同じような土地があります。

こうやって、いらない土地を買ったり、あるいは、大切な区民の財産を民間の商売のために使わせてしまったり、こんなことを大田区はしています。

それだけじゃありません。ハコ物が悪い、ハコ物が悪いと言いますが、ハコ物をただ作っているだけだったらそんなに悪くもないと思います。必要なハコ物だって沢山ある。でも何が一番いけないかと言えば、計画がない、無計画のままにハコ物を作るからです。

 

良く最近皆さんにご紹介するんですが、ある年私はに大田区が補修した区道の面積がどれくらいか調べました。それを大田区の総区道面積で割ってみたんです。500年という信じられない数字が出てきたんです。何が問題かわかりますか。大田区が計画的に区道の補修をしていないということなんです。

委員会で、私、職員の前で聞いたことがあります。「すみません、私の計算間違えだったらごめんなさい。でも計算したら500百年という数字が出てきましたが、これ、一体どういうことなんでしょうか。何考えてるんですか。」って言ったら、職員みんな下を向いて答えられませんでした。それくらいおかしいことを今しているんです。これは区道の問題だけではありません。私達の大切な財産、区の建物だって同じことなんです。こんな状況にありながら、なんで新しい建物を作れるかってことが問題じゃないですか。一体何考えてるんでしょうか。

今だって十分に管理出来ない、修繕できない。それなのに新しいことをしようとしている。

 

今、大田区は羽田空港の跡地に、さっき洋平さんも「何で?」って言ってたんですけど、500億円かけて、国でも作れるようなハコ物を作ろうとしています。

こうやって区民の大切な税金がどんどん使われ、予算が増え、それでも保育園や特別養護老人ホームは足りなくて、「財政が厳しいからごめんなさい。東京は土地が高いですからなかなか、、人が多いからごめんなさい。」なんですよ。

でも土地が高いからこそ固定資産税が沢山入るんです。だから23区はお金持ちなんです。人が多いからって言いますが、今どうでしょうか。人口減少社会。人口の少ない自治体はどうやって移住する人を増やすかどうかということに頭を悩ませているんじゃないですか。大田区の人口が70万人もいるということは、大切な財産なんです。

それが保育園や特別養護老人ホームを整備するときになると、土地が高い、人が多い、財政が厳しい、本当なんでしょうか。

私、奈須りえは2003年に区議会議員になった時は、専業主婦で政治のことはぜんぜん音痴で、何もわかりませんでした。だけど責任を感じて一生懸命勉強しました。だからこうやって、役人が言う説明が説明にもならない説明だった時には非常にびっくりしました。そしてもっともっと勉強しました。国はどうなっているのか。東京都はどうなっているのか。

そして今の税金の使い方は本当におかしいと思ったんです。だってそうでしょ。

予算が700億円4割増えて、この間、私達のお給料そんなに増えましたか。お給料が増えなくたって、税金上がって、その分私達が大田区で暮らしやすいという実感が持てればいいです。でも、みなさんどうでしょうか。

2003年から今日までの間に、大田区で安心して子育てが出来るようになったねえ。年をとっても一人だって大丈夫、大田区なら。そんな風に胸を張って言えますか。全然変わっていないどころか、更に悪くなっているのではないでしょうか。

 

今年の4月からは介護保険の大きな改正がありました。予防介護は大幅に縮小されるそうです。大田区は一年先送りしましたから、これからどうなって行くのか、議会でもっと議論して欲しいと思います。

公立の小中学校は株式会社に委託しようという動きもあります。こんなに課題が山積しているのに、取り組まなくてはならないことが沢山あるのに、大田区は羽田空港の跡地に500億円もかけて国でも作れるハコ物を作るんですか。

私だったら、保育園や特別養護老人ホームに取り組んでほしいと思います。

 

もう一つ、予算は教育や福祉につければいいというものではありません。

例えばある時に教育費が沢山増えました。良い教育が出来るようになったと、区民の皆さんは予算書を見た時思うでしょう。でも中身を見るとがっかりします。だって体育館の建て替えだったから。しかも体育館、最初の予定よりオリンピックが来るから何とかで、大きい物にしちゃったんです。だからもっと予算が増えました。でもどうですか。体育館が古くても新しくても子どもの教育にそれほど大きな影響があるんでしょうか。

これは福祉も同じです。福祉関係の建物の改修が進めば、それで福祉費が増えるんです。だから私達は、予算の使い方、その中身もちゃんと点検しなくちゃいけない。

でも今の議会はそんなことが起きていることを私達に伝えてくれるでしょうか。

そしてそれをきちんと議論して、いいものにしようとしてくれるんでしょうか。

1800億から2500億に増えた予算を承認したのは今の大田区議会です。予算の承認権は議会にあるんです。

地方議会の議員が何をしているかわからないと皆さんは、非常に疑問を持たれていると思いますけれど、何よりも大切な議員の仕事は予算を承認すること。

もちろん否決することも出来ます。

今日の私の話を聞いて、「今の大田区の税金の使い方、ちょっとヤバイんじゃない」、、洋平さん流に言うと、、。そう思われたら、是非、私、奈須りえにあなたの一票を託して頂きたいと思います。

私は2003年に議員になってから、最初はなんにも解らなくて、一生懸命勉強してきました。そして一つ一つ、納得出来ないこと、理不尽なこと、それに対して発言を続けてきました。そしてこの姿勢はこれからも変わりません。

私はよく勉強熱心とか言われますけど、多分私がいろんなことを勉強して発言ができるのも、私奈須りえを応援してくださった皆さんのおかげと思います。

私のことを応援してくださる方は、とても熱心に地域のことを考え、大田区の将来を考え、そして何が一番大切かということを私に教えて下さいました。

ですからその、私に教えてくださる仲間の一人に皆さんもなって欲しいと思います。

そして皆さんと一緒にもっといい大田区を作りませんか。

私、奈須りえのスローガンの一つは、「フェアな民主主義」です。これ、洋平さんにも使って欲しいんですけど、公平な政治の仕組みのはずの民主主義なんですけど、今、政治は公平なんでしょうか。民主主義はちゃんとしていますか。

私は「民主主義」という言葉にあえて「フェア」という言葉をつけなくてはならない状況になっていると思っています。

だからこそ、公平な民主主義「フェアな民主主義」を一緒に大田区から広げて行きましょう。

そして大田区の税金の使い方、優先順位を一緒に変えて行って欲しいと思います。

皆さんの応援を、私、奈須りえにお願いして、とりあえず私の話はこれまでにして、洋平さんと二人でちょっとおしゃべりをしてみたいと思います。」

 

三宅「やっぱり、現役長くやられてる人は凄いですね。

つらつらと、僕も具体的なことを、もっと話せるようになりたいですけど。

あの、いくつか今日は質問を持って来ました。大田区に僕は友達が結構、若い友達もいるのですが、奈須さんが何を言っているのかなと思ってインターネットで見るとですね、やっぱり経済特区の話が出てきます。ところがですね、経済特区ってなんやねん、と。そして、それの何が悪いのか。さっぱり分かってないと思うんです、みんな。是非、そこを一つ、わかりやすくご説明いただけないかなと思います。奈須りえさんお願いします。」

 

奈須「そうきたか、、って感じなんですけれど。特区は実は私は、「とっくい」なことなんですけど。ちょっと難しいんですよね、これね。

実は国は、国家戦略特区法という法律を作りました。で、この法律が成立したことによって何が起きたかと言うと。普通はいろいろな私達のルールを変えるときには国会という立法機関にかけて、法律を改正しないと変えられないんです。

ところが特区を定めて、その特区の中だったらいちいち法律を改正しなくても。特区の中で規制緩和が出来る様にした。この中で「規制緩和」というのはいいことだからどんどん進めればいいと思ってらっしゃる方がいたら、ちょっと考え方を変えていただきたいと言うか、視点を変えていただきたいんですが、

規制には確かに古臭くて悪いものもあります。ただ、規制の多くは、私達の人権、労働の環境、あるいは本当に環境の問題とか、私達を守っているものがほとんどなんです。

労働関係の法律を思い出していただけると一番いいと思います。

労働者の労働三法というものがありますけれど、ああいう法律というものは働く者の権利を守っているわけですね。で、こういう規制があると誰が困るかと言えば、労働者を使っている人たちは、一回雇うと、辞めさせにくいとか、ちゃんと休み時間とらなくちゃいけない、残業代払わなくちゃいけないとか、社会保障しなくちゃいけない、全部コストがかかる。お金につながってくるんです。金銭的な負担に。

だから、こういう規制はどんどん無くした方が、辞めさせたいときに辞めさせて、働かせたいときに働かせて、しかも賃金はできるだけ安くする。こんな風にしたいと思っている人たちがいるわけです。

だけど労働何々法を変えますよ、と言うと私達は警戒しますよね。ですからそれを国家戦略特区の中で自由に変えられる様にすると、「国家戦略特区」って言うとなんとなく経済政策としてかっこいいし、何かいい事するように見えるから、私達からは見えにくいようにしている。

でも実態といえば、私達に大切な労働の問題、あるいは医療の問題、教育の問題、こういう大切なものをどんどん自由に変えようとするのが「特区」の本質です。

で、何が問題かと言うと、本来国会議員が国会で決めなくてはいけないものを、特区の中で決めることになります。大田区も特区になりました。でも特区の中の誰が決めるかというのが問題なんです。

確かに議会の議員はなかなか私達の声を聞かないかも知れませんが、それでもちゃんと選挙で選ばれて、そして投票されて、そこで中で議論します。でも特区の中で決める人たちというのは民間の事業者で、特区の中で儲けられる提案をしたい人たちが、その事業者の中から委員になります。だから規制緩和によって、何か利益を受けられる人が「こんなことを規制緩和したい」と提案し、

そしてそれを決めて、その地域の中で事業をする。それが国家戦略特区の本質です。だからお手盛りで自分のやりたいように法律を変えられてしまう仕組みを作ってしまったんです。これでわかりましたか。」

 

三宅「つまり、TPPとか、同じ話だと思うんですけれども、今、国と社会がまず切り分けられてるように感じます。

国を運営してる人たちが、たとえば官僚とか一部の、一部じゃないですね、大勢の国会議員たち政治勢力にとって、国家っていうものは自分たちのもので僕らがいるのはこの社会で、社会というのは搾取する対象で、そしてそれで国家を運営するというような切り分けが起きているように思います。

ところが、その国家の上にさらに、グローバル企業はじめとする大きな企業が君臨してそこを牛耳っていますよね。

そういう世の中になるんじゃないかではなくて、これは子どもでもわかる単純な経済の構造に今なっています。

そして、僕が危惧しているのは、商業的な全体主義、たとえばひとつの企業が農業部門に関してすべてを牛耳っていく、そういう社会が出来あがりつつあるように思います。

以前は政治的な全体主義というものが問題視された時代がありましたけれども、結局自由主義だの資本主義だとのと言いながら何十年もかけてぐるっとひと回りして結局はお金による全体主義ができあがってしまったのではないかと思ってます。

今地方に行くと、手入れできなくなった田んぼをおじいさんおばあさんたちがお金を払って業者に頼んでます。そういうところにモンサントとかっていう企業が出てきちゃうんですね。

TPP、一昨日ですか、東京で閣僚会議が始まりましたけれども、米の関税とかそういう、一個一個の項目だけの問題ではないと思うんですね。

簡単に言うと企業が国を牛耳っていく、そういう社会構造がどんどん押し進められているように思います。

問題なのは、ややこしいのは、その企業で勤めているのも市民だ、というところなんですね。

そこをしっかり切り分けて、僕らが考えて、今言ったような、規制緩和と言うと何か物事が潤滑にいくように思えるんですけれども、実は必要な規制も沢山撤廃されていってしまうと。これは多分人権の問題になってくると思うんですが、そこを僕らがしっかり認識して政治の中で語っていかないといけないんだなと思います。

で、大型開発、500億円ですか、羽田空港、これに関してもやはり、怒りを覚えてもいいのかなと思います。

政治の中で僕は怒りのエネルギーというのはあんまり未来を感じないんですけれども、500億円という途方も無い金額に関してはやはりすこし怒りを覚えます。で、大きな箱物を作るに際して、すでに受注している開発業者のみなさんも、たとえばここでひっくり返ってしまっては食い上げですよね。

じゃあただ反対、ただ阻止する、という運動のありかたでもいけなくて、500億円使うならどう使っていくと、をすべての人がちゃんと幸せになれるかを考えるべきだと思うんです。

たとえば、ある地方で20億円かけて歴史資料館を作るという話しが持ち上がって問題になってます。

この話しをポシャらせるんじゃなくて、20億円使って魅力的な商店街を作りたいという提案をしている若者が立候補してます。

20億円の開発には変わりないんですよ。同じ開発をするなら、土建屋さんも開発業者のみなさんも、よりデザインに優れ若者が参入できてみんながわくわくするような商店街をつくる、そういうことにお金を使い、自分たちがそこに参加できるほうが、こころも豊かになると思うんですね。

で、奈須りえさんのような方が、つまり当たり前の市民の感覚を持たれてる数少ない議員さんが、一人で議会に行って何が出来るというのはこれまたお決まりの声だと思うんですね。出来ること、いっぱいあるんです。

まず、小さな声をすこし大きくすることができます。そして、奈須さんの声を大きくすることが僕らにできるんです。

選挙で何票取ったかは、議会の発言力が変わってくるんです。よしんば、トップ当選とかすると次の選挙の時にずっとその評伝は気になる存在になるんですね。

たとえば、松戸市で議員になったラッパーのDELIくん、彼は今、右の人とも左の人とも脱被曝、400個ある松戸市内の児童公園の全部の放射線放射能を土壌ベクレルを測るということをねじ込むために、全ての議員と対話してます。

俺は右も左も関係ないよ、脱被曝ちゃんとやってくれるやつなら誰とでも協力する、そういうスタンスでやってます。

そういう彼にもし、1万票とか票が集まると議会の中でも議会の裏でも大きな力を持てるんです。だから是非今回の選挙で、ただ当選させるとかボーダーラインの話しではなくて、奈須さんに大きな票を集めて欲しいんです。

市民派の無所属の本当にしがらみのない人が一人、議会の中にそういった形で存在できることは僕は全ての人の利益に繋がっていくと固く信じてます。

最後に、全国の議会を傍聴に行った人たちの話しを聞くと、こんなことでこんな調子で税金の使い道が決まってるのかと、呆れてる方がいっぱいいるんですね。大田区議会3期やられると思うんですけれども、どうですか、ぶっちゃけ、議会の中ってどんななんですか。

 

奈須「一つはっきり言えることは、傍聴者が多い時と少ない時とでは、議会の中が違います。緊張感が生まれます。

みなさん、議会を傍聴したことはありますか。無い方がほとんどだと思います。是非いらしてください。特に委員会がお勧めです。

よく議会はシナリオ通りといいますが、確かに事前に質問を出してそれを読み上げるだけという本会議もあります。

でも本当にその場で一問一答するという議会もあるので、是非いらしていただきたいと思います。

何が一番問題かというと、多分色々提案されている予算であったり議案というものあるいは計画、いつもたったひとつだけ出してくるこれが一番いいものですから、この間もお話したのですが、飲み物に例えました。

喉が渇いた時に冷たく冷えたペットボトルの水が出てきて、これ一番美味しいですよと言われて出されてどんなに素晴らしいかをさんざん説明されて、でも私はよく冷えたビールが飲みたかった、そういうことってありますよね。

だからいつもたったひとつだけをこれが一番いいからと言って出されて、これを賛成してくださいというのが今の議会です。

でも本当は熱いコーヒーも、冷たく冷えたビールも、水も、お茶も、色んなものが出てきて、今日のこの場ではどれがいいか、ということをみんなで考えて議論する。

今日は熱い紅茶だけどミルクを入れたい、今日はレモンのほうがいい、こういうのが私は民主主義だと思うんです。

でもいつも行政はたったひとつの一番いいものだからというものを出してきて、これを私たちに決めてください、賛成してください、と言うわけ。

でもこっちのほうがいいんじゃないんですか、もっとこうしたほうがいいですよ、というのは封じ込めようとする。

これって民主的じゃないと思うんですね。だから議会での問題というのは、もっともっと色々ありますけれども、こういう形で進められていくところが問題だし、民主主義と言っても多数的主義なので、さきほど票の話はありましたが、数の力でも相当します。

でもいくら多数派がいて、少数派がいたとしても、それは二つの意見でしか無い。たとえばね、9人対1人でもそれは9:1の時間の割合で、発言の力があるのではなく、二つの意見としてそれを選択できる場にすることが議会だと思うんですね。

そうした進行になっていないところが問題だと思っています。」

 

三宅「ありがとうございます。是非傍聴してみましょう。

岡山の市議会ではですね、とある決議をめぐってとある計画をめぐってですね、反対派の人たちが傍聴席に押しかけて、その決議を見守ったところプレッシャーをかけたところ、なんと賛成してたはずの議員さん何人かが押されてですね、雰囲気に、決議がひっくり返るということが起きたんですよ。

だから、選挙フェスもなんですけれども、当選した暁には是非議会もフェスっていきましょう。

傍聴席を満員にしましょう。そしてそこで学んだことをまた、語り合っていきましょう。

僕らの声が届く人、しっかり選んでください。

奈須りえさん、奈須りえです!

大きな音で響いたしております。

ご通行中のみなさん、4月26日統一地方選挙の投票日です!

ぜひ投票所へ足をお運びになってください!

無党派層は33%、自民党支持者は41%、この国の第二政党は無党派層です。

無党派層の票をしっかりと無所属市民派の奈須りえさんに集めてください!

よろしくお願いします!

大きな声で失礼しました!ありがとうございます!」


大田区議会議員選挙候補者選びに迷ったら

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怒れる女子会@大田区が区議会議員候補者に行ったアンケート結果集計をfacebookにあっぷしています。
候補者選びに迷っている方はご覧になってはいかがでしょう。


http://nasurie.com/wp/wp-content/uploads/2015/04/2ae1bbc69b1461357a49a60e387156eb.pdf

候補者への質問項目は

・原発再稼働
・消費税増税
・食の安全政策...
・医療介護の予算措置
・公園遊び場予算措置

大田区議会議員選挙の投票の参考にしてください。
意外と候補者で意見も分かれますし、同じyes、noでも、文書回答で差別化できると思います。


______________________________________


ちなみに、200字以内での回答では、きちんと答えられないと思い、長い回答も作り同時に送付しています。公開されていませんが。

太字は200字。
青字は自由に書いてみました。

こちらもご覧ください。

立候補予定者氏名:奈須りえ          

 

Q1 国政について                          

 1 原発再稼働について

(1)

賛成ですか、反対ですか。

(  )賛成  ( ○ )反対

(2)(1)の理由又はあなたの考えを200字以内でお書きください。

 

3.11により、私たちの暮らしは大きく変わりました。被災地はもとより、遠く離れた大田区においてもひとたび原発事故が起きれば安全性を確保することがいかに困難であるか証明されました。いまも汚染水は海に流れ続け、炉心はどこにあるのかもわからず、事故をどう収束させるかさえ見通しはたっていません。安い電力、温暖化対策なども疑問を持たざるを得ず、これからのエネルギーを担う手段としてはあまりにリスクが大きく反対です。

                            

 2 消費税増税について

 

(1)賛成ですか、反対ですか。

   (   )賛成  ( ○ )反対

(2)(1)で賛成の方はその使い道について、(1)で反対の方は消費税増税にかわ

る対案を200字以内でお書きください。
 大きな枠組みで言えば、消費税は最終的に消費者に転嫁される税金で、価格に転嫁できない規模の小さい事業者や賃金労働者にとってより負担が大きくなります。そのため、規模の大きな事業者に有利な税制であると言えます。税の持つ、多く持っている人から集め、より少なく持っている人のために使う「富の再分配機能」の基本にかえり、法人課税、利子・配当・株式譲渡課税、住民税、所得税の累進課税とするなどが求められると考えます。

【補足】
消費税増税は法人税減税による減収分の穴埋め策になっています。私は法人の中でも大企業・多国籍企業への昨今の課税優遇は行き過ぎていると考えています。国際競争力強化のための減税が、税収増や雇用の確保につながらず、国民生活に還元されない構図になっているからです。しかし、単に国税である法人税を戻しても、国のお財布にしか税金は入りません。ところが、地方分権で、子育て・介護などの責任は大田区にたくさんおりてきている一方、国の仕事は減ったわけですから、その仕事量にみあった税金の集め方にする必要があります。
たとえば法人住民税の国税化。本来、大田区にはいるべき法人住民税の中の100億円が国に吸い上げられるようになりました。消費税は、国・東京都・大田区と3つのお財布に税金が入りますが、8%になった時の大田区増収分は80億円ですから、法人住民税の国税化をやめるだけで消費税増税分は確保できます。

 

 3 食の安全について

 

(1)食の安全のための政策は必要ですか、不必要ですか。

( ○ )必要  (  )不必要

(2)

国民の食の安全を維持、向上するためには、どのような政策が必要だと思いま

すか。200字以内でお書きください。

 

①遺伝子組み換え作物・食品を作らない、使わない。②ネオニコチノイドはじめ、人体はもとより、生態系に影響のある恐れのある農薬・食品添加物は安全性が立証されなければ使わない。③消費者が選択できるため材料・添加物・産地など表示の明確化。食品機能性表示には反対。④TPP(は反対)はじめ事業者利益確保のための経済政策としての食に関る規制緩和は、消費者や環境などの視点で再点検する必要があり懐疑的。

放射能、農薬、遺伝子組み換え食品、食品添加物など食をめぐる不安はつきません。特に事業者(多国籍企業)の利益確保を最優先するTPPをはじめとした規制緩和は経済政策のため、食の安全を損なう可能性がきわめて高いのでその影響が心配されます。
住民(消費者)の立場からの政策立案を基本に。
①疑わしきものは使わずの「ポジティブリスト」
②消費者が選択できる状況をつくる食品表示 
は基本ですが、循環型社会を前提にした農業・漁業・酪農などであることは言うまでもありません。
こうした食の安全を守るための政策の多くは国が担うしくみになっているため、なかなか住民(消費者)の声は政策立案に反映されません。住民(消費者)に最も近い自治体=大田区に「(仮)食品安全委員会」を置くことで住民が国の政策立案に関与するとともにリスクコミュニケーションを確保することを提案します。

 

 

 

 

Q2 区政について                          

 

 1 医療・介護について

 

(1)大田区の医療・介護について、さらに予算措置をとる必要があると思いますか

( ○ ) ある   (  )ない

   

 

(2)

大田区の医療・介護について、どのような政策が必要だと思いますか。200

字以内でお書きください。

大田区は、経済利益確保のための規制緩和策である国家戦略特区に指定されています。医療・介護の規制緩和により予測される区民への影響を明確に調査し、その影響に対し自治体として国等に声をあげること。憲法の保障する「健康で文化的な最低限度の生活」に必要な医療・介護サービスが区民全体に等しく提供できるよう、サービスの量的確保を最優先課題とするとともに、必要な制度改正について自治体として国等に声をあげること。

 

 

医療・介護が経済政策となり健康増進で売り上げを3倍にしようとしているアベノミクスは、お金の有無により受けられる医療・介護サービスに格差が生じる可能性があります。特に、大田区は、特区のため、医療の規制緩和により国民健康保険は保険料が上がる、担保される範囲が狭まるなどの影響が予測されるため、医療・介護分野の規制緩和に対し、利用者を代弁し大田区が声をあげていく必要があります。
憲法の保障する「健康で文化的な最低限度の生活」に必要な医療・介護サービスが区民全体に等しく提供できるよう「在宅生活を支えるには足りない介護サービスや特別養護老人ホームなど需要に十分な供給量の確保」「医療・介護サービスを選択するために必要な情報の提供」「現場従事者の処遇改善策」のための予算が必要です。
一方、大田区は一年先送りですが、4月からの介護保険の改正により予防介護が大田区の責任になります。認知症予防や高齢者の自立した生活を支えるため、大田区の責任を明確にし、専門性の必要な予防介護は、ボランティアでは無く大田区が責任をもって担うべきで、そのための予算が必要であると考えます。

 

 

 

 

 2 公園(遊び場)環境について

 

(1)

大田区の公園(遊び場)環境について、さらに予算措置をとる必要があると思

いますか。

( ○ )ある   (  )ない

   (2)大田区の公園(遊び場)環境について、どのような政策が必要だと思いま

すか。200字以内でお書きください。

「公園利用のボール遊び禁止などの制限を見直し、公園整備に子どもの遊び場という位置付けを明確にする」「プレイパークの整備」「再開発や大規模開発に際し、単に住民だけのスペースでは無く、子どもが遊べるスペースの確保を義務付ける」「道路を封鎖し、子どもが安全に遊べるスペースを確保しやすいしくみを警察などと協議して作る」など都市計画・まちづくりの視点から取り組むなどの対策が必要であると考えます。


空き地で自由に遊べていた時代と異なり、都心部の大田区で子どもなどが遊ぶ環境は激減しています。子どもの遊び場を考える会のアンケートでも遊び場としてのトップは公園で公園が子どもの遊び場として担う役割が以前にもまして大きくなっているのがわかります。
一つは、公園利用のボール遊び禁止などの制限を見直したり、プレイパークとして整備するなど、現在ある大田区の公園が子どもの遊び場として使いやすくすること。これは、公園整備において、子どもの遊び場という位置付けを明確にすることでもあります。
もう一つは、再開発や大規模開発に際し、子どもも遊べるスペースの確保を義務付ける、道路を封鎖し、子どもが安全に遊べるスペースを確保しやすいしくみを警察などと協議して作るなど都市計画・まちづくりの視点から取り組むなどの対策が必要であると考えます。



 3 待機児童問題について

 

(1) 大田区の待機児童問題を解消するためには何が必要だと思いますか。

大田区政の優先順位を明確にすること。
認可、認証、小規模保育所、グループ保育など、保育政策が複雑になり、子どものおかれている環境、公的資金の投入と利用者負担、入れる入れないなど公平な保育サービス提供が不可能になっているので制度を一元化し公的役割を明確にし、整理すべき。

(2)大田区として待機児童問題を解消するために有効な政策として、どのような政策

が考えられるか、200字以内でお書きください。


大田区は日本で最も財政が豊かな自治体です。一つは、税金の使いみち=優先順位を明確にし、保育を優先課題とすること。一方、東京は防災、廃棄物、保育、介護等々、あらゆる視点で都市のキャパシティーを超えています。ところが更なる一極集中を政策的に誘導し、一極集中による経済利益へ課税を優遇しているため、増える保育・介護ニーズを先送りしている構図です。一極集中政策と課税体系を変える必要があると考えます。


待機児対策は、定員不足解消のため予算がより少なくて定員を確保できる認証保育所、民間委託、スマート保育など対処療法的に進められてきました。ところが、東京23区大田区は日本で財政が最も豊かな自治体で、大田区より財政が厳しい自治体で保育園の待機児0の自治体は少なくありません。土地が高いと言いますが固定資産税が高く、人が多いので住民税がたくさん入ります。税金の使いみち=優先順位の問題について都市部は考え直す時に来ていると思います。国は23区を富裕団体として、23区の法人住民税を国税化している。23区の税金は足りないのでは無く余っていると言っているのです。また、待機児は都市部の課題であるともいえます。これは、東京(都市部)一極集中政策の失敗とみることができます。一極集中による負担を担えるだけの税収を稼げていない、徴税と課題解決のしくみに問題があるなど日本全体の統治のしくみを見直す時でも有ると考えています。


Q3 あなたが当選したら実現したい政策を3つ教えてください。

 

 

1)社会保障を大田区の優先課題とする。
 (社会保障サービスの提供量基準を明確にし、憲法で定める健康で文化的な最低限度の生活を確保できるようにする。)

2)食の安全を確保するため、区民の声がとどく「(仮)大田区食品安全委員会」を作る

3)お金の有無が教育を受けられる権利を左右しないよう教育の充実をはかる
  (奨学金制度の充実。株式会社への委託反対。)

 

 

ご協力ありがとうございました。

 

 

奈須りえは7586票いただき2位で当選させていただきました

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7586票いただき2位で当選させていただきました。

票の重みをしっかりと受け止め、これまで以上に頑張ってまいります。
足りないところをぜひご指摘いただき、知恵と力を合わせてともに取り組んでまいりましょう。

2015年大田区議会議員選挙に奈須りえが当選して思うこと

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7586票をいただき、2位で当選させていただきました。

◆選挙公報
*画像をクリックすると拡大します



をご覧いただければお分かりになると思いますが、奈須りえの主張は明確です。

あれも、これも良いのでは無く、何を「優先させるのか」
そうでないと、どんどん税金は上がるばかりで、肝心の「優先させたいもの」が先送りになるだけじゃないか!

そして、奈須りえは、子育て、介護、障がい、教育といった問題を優先させるべきと主張しました。

これにたいして、多くの区長区議会議員候補は、やりたいこと、大切にしたいことや、政治姿勢については主張していますが、優先順位について言及していませんでした。

得られる情報により判断は異なる可能性があります。

仮に、多くの有権者が、いま、行政が行っている箱モノの建設や開発が、長期的な財政フレームに基づいて行われていないことを知ったら、そして、それが、増税の呼び水になっていることを知ったら、判断が変わる可能性が無いとは言えません。

以下のニュースは、何を優先すべきかということが大切だ。
そして、大田区が最優先に取り組むべきは、子育て介護、障がいなど社会保障の課題解決ではないか。ということを書かせていただいています。



◆ニュース
*画像をクリックすると拡大します









これまで、選挙は、区議会議員選挙で3回(2003年、2007年、2011年)、落選しましたが、2013年の都議会議員選挙にも出させていただきましたが、これほど、たくさんの方からの当選のお祝いメッセージをいただく選挙は初めてです。

何よりも、明確に、

①主張に対する共感をいただいています。
②政治情報、議会情報を求めています。
③自ら意思決定の場に参画したいという強い意志を表明しています。

そして、

それらを心から楽しみ、希望にしていらっしゃいます。


この共感の根底にあるのは、単なる税金の無駄遣いにとどまらない、

民主主義への強い思い だと思います。
情報公開、説明責任に基づいた「フェアな民主主義」への期待だと。

*画像をクリックすると拡大します



奈須りえは「フェアな民主主義」実現のため、議員として得られた情報等を今後もみなさまにお伝えするとともに、みなさまと常に対話し、その声を意思決定の場に反映させて参ります。



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2015年 大田区議会議員選挙結果


定数:50人   立候補者数:65人
投票率:42.34%
     (△0.95% 前回平成23年の区議会議員選挙43.29%)
   *2011年の有権者数561,414人で投票したのが243,053人だったのに対し、今回は、572,311人の有権者がいましたが、投票に行ったのは242,290人でした。投票した人数は△763人でしたが、有権者が増えたにも関らず、投票に行った人が減ったという残念な結果になりました。


           

選挙速報(13時05分確定)   開票率:100%<colgroup> <col class="narrow2" /> <col class="narrow2" /> <col class="wide1" /> <col class="wide1" /> <col class="narrow2" /> <col class="wide2" /></colgroup> 得票順当・落候補者氏名党派名新現前元の別得票数 1 当 松原 ひでのり 自由民主党 現 7,785.900 2 当 奈須 りえ 無所属 元 7,586     3 当 松原 もとき 自由民主党 現 6,393.900 4 当 いぬぶし 秀一 次世代の党 元 6,383     5 当 もり 愛 民主党 現 6,079     6 当 清水 菊美 日本共産党 現 5,728     7 当 ゆもと 良太郎 無所属 元 5,523     8 当 きたざわ 潤子 大田・生活者ネットワーク 現 5,290     9 当 岡 高志 民主党 現 5,269     10 当 三沢 清太郎 維新の党 新 5,240     11 当 田中 一吉 自由民主党 現 5,158     12 当 佐藤 伸 日本共産党 現 4,869     13 当 のろ けいこ 緑の党 現 4,775     14 当 いとう 和弘 自由民主党 現 4,762     15 当 鈴木 隆之 自由民主党 現 4,645.250 16 当 しおの目 まさき 自由民主党 現 4,636     17 当 馬橋 やすとき 無所属 現 4,300     18 当 松原 はじめ 無所属 新 4,287.198 19 当 金子 悦子 日本共産党 現 4,284.216 20 当 すがや 郁恵 日本共産党 現 4,254     21 当 伊佐治 剛 自由民主党 現 4,158     22 当 松本 ひろゆき 公明党 現 4,104     23 当 たかせ 三徳 自由民主党 現 4,069     24 当 押見 りゅうた 自由民主党 現 4,023     25 当 あらお 大介 日本共産党 新 3,934     26 当 黒沼 良光 日本共産党 現 3,886     27 当 長野 もとひろ 自由民主党 現 3,871     28 当 山崎 かつひろ 民主党 現 3,801     29 当 黒川 仁 民主党 現 3,668     30 当 おぎの 稔 維新の党 新 3,653     31 当 かつまた さとし 公明党 現 3,635     32 当 小峰 よしえ 公明党 新 3,635     33 当 渡司 みゆき 自由民主党 新 3,605     34 当 秋成 おさむ 公明党 現 3,584     35 当 広川 えみこ 公明党 現 3,562     36 当 福井 りょうじ 日本共産党 現 3,541     37 当 大竹 辰治 日本共産党 現 3,536     38 当 高山 雄一 自由民主党 新 3,532     39 当 すえやす 広明 公明党 新 3,519     40 当 大森 昭彦 自由民主党 現 3,475     41 当 玉川 ひでとし 公明党 現 3,334     42 当 たじま 和雄 公明党 新 3,327     43 当 おかもと 由美 公明党 現 3,318     44 当 深川 みきひろ 自由民主党 現 3,317     45 当 田村 ひでき 公明党 現 3,304.069 46 当 岸田 てつはる 自由民主党 現 3,286     47 当 大橋 たけし 公明党 現 3,197     48 当 藤原 幸雄 日本共産党 現 2,999     49 当 椿 しんいち 公明党 新 2,960     50 当 安藤 みつる 自由民主党 現 2,941     51   荒木 ひでき 無所属 現 2,874.930 52   えびさわ 圭介 自由民主党 現 2,659     53   すどう 英児 次世代の党 新 2,549     54   津田 ともき 民主党 現 2,112     55   竹越 利之 自由民主党 新 1,802     56   中川 つたや 民主党 新 1,795     57   かねこ とみお 無所属 元 1,167.783 58   鈴木 たけと 無所属 新 1,042.749 59   こいで なおき 無所属 新 895     60   おおたぐろ 恵 無所属 新 889     61   福田 ひろひさ 無所属 新 860     62   今津 英幸 みんなの大田 新 706     63   みぞぐち 晃一 闘う改革の会東京 新 704     64   茂野 俊哉 無所属 新 474     65   おのえ 明 私達の教育勅語・明治からの道徳 新 446    

開票は終了しました。

<colgroup> <col class="footwidth" span="2" /></colgroup> 投票総数 242,281 有効投票総数 234,999 無効投票総数 7,282 不受理総数 0 持ち帰り・その他 9 投票者総数 242,290

統一地方選挙が終わり、選挙カー・ポスターなど選挙のあれこれについて考える

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百害あって一利無し的な言われ方もする選挙カーなど、選挙あれこれについて考えてみました。

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当事者になって初めて、選挙制度のおかしさに気付かされました。


政策を伝えたいのに、選挙期間中は、チラシを配布できなかったり、ポスターは、はがさなければならなかったり。

【チラシ配布禁止】

確かに、金にまかせてチラシをたくさん配布できる候補者とそうでない候補者で差が生まれるのは不公平ですから、選挙期間中のチラシ配布を制限するのは「理にかなっている」のですが、それは、「選挙期間中の選挙」が政策選択できる状況にあるのが前提でしょう。

ところが、選挙期間中に政策をお伝えする手段は、

①公設掲示板
②選挙公報
③HPやブログ
④遊説
⑤選挙カー
⑥口コミ

くらいでしょうか。

①公設掲示板

公設掲示板を見ても分かるように、あの65人の中から一人を選ぶことは困難です。

②選挙公報

ところが、かんじんの選挙公報はスペースが小さくて、



ほとんど、伝えたい情報を伝えることができません。

だいたい、日本の地方政治も、政党政治、会派至上主義で、政党ごと、会派ごとひとくくりで動きますから、政党や会派で政策を伝えても良いように思いますが、選挙公報は個々に出されます。

個人選挙なのです。

ところが、公設掲示板を見ても分かるように、あの65人の中から一人を選ぶことは困難です。

スペースも小さいから政策の内容を細かくお伝えすることも難しい。

結局、待機児頑張ります!すみやすい大田区にします、といった「スローガン」になってしまい、政策を伝えることはできません。

ちなみに、2年前の小金井市の選挙公報です。スペースがかなり大きくとられています。
大田区でこれをすると、今回、65人を3×4×6ページで掲載していた選挙公報が、17ページになります。どこのページに掲載されるかで有利不利が出てくるかもしれません。



6年前はこうだったそうです。↓


③HPやブログ

ネット選挙が解禁になったから、HPに書けばいいでしょ!と思われている方もいるかもしれませんが、ネット環境にない方、自らの意思で検索してたどりついた方にしか情報を提供することはできません。
しかも、全ての候補者にたどりつくのは至難の技ですし、公示されてからの1週間で調べろというのも大変です。


④遊説

遊説は、選挙期間中、メッセージを伝えるためにとても大切なことです。

ただ、みなさんお忙しいので、なかなか、全てを聞いていただくのは難しい。
ウルサイと言われてしまうこともあります。

それでも、信号や踏切を待っている間。電車を待っているホーム、駅前の広場を歩いている1分か2分の間に、メッセージが届くのように工夫します。

名前の連呼になる候補者もいます。


⑤選挙カー

うるさい迷惑となりがちの、選挙カーも遊説も、ほかの手段で候補者の政策情報が提供できればいいのですが、現状は難しい。

悪名高い選挙カーですが、いまのしくみでは、これも、立候補していることをお伝えし、選択肢のいくつかの中に入れていただくためには重要なツールになっています。

現状の政策選択できない個人を選ぶ選挙では、政党にたより、名前を連呼し、目立つようにしなければ、選択肢にすら入ることが難しい状況です。

仮に、これを、遊説ダメ、選挙カー無しにしてしまうと、ただでさえ、地盤看板カバンと言われますが、さらに事前ポスターをたくさん貼れる力(財力や組織力など)がある、お金をかけてチラシを作り、お金や組織でチラシを配布できる大きな政党やお金持ちが有利になってしまうでしょう。

政策で議員を選ぶ状況を作るためにどうしたら良いか、考える時にきています。

 

だから心配な都構想 都構想に似ている都区財政調整制度を熟知する23区の議員だから言える

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大阪都構想の特別区設置協定書を読みましたが、東京都と23区の「都区財政調整制度」とほぼ同じです。
私は2003年に東京都大田区の区議会議員になりました。そして、都区財政調整制度のもとの区政で、税金の使い方やしくみについて区議会議員としてチェックしてきました。

そこから心配なことをあげてみました。

大阪市は、東京都と比べて、借金が多い、生活保護が多いと言っていますが、東京都には大企業の本社がたくさんあるんですから。税収だって、仕事だって大阪市より多い。

大阪市を大阪都にしたところで、大企業は本社を大阪市にはおきません。
まずすべきは、大阪市に大企業の本社がくるような政策では無いですか?

だいたい、日本は人口減少で、とにかく東京23区だけでも人口集中させよう。そしてバーチャル右肩上がりを東京23区につくりあげようとしています。
これは国策です。
ここがおかしいとなぜ言わないんでしょう。

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だから心配な大阪都構想

1.税金のムダ遣い

これまで、大阪市民が遣っていた2300億円が大阪都のものになってしまいます。
特別区が福祉、大阪都が箱モノといいますが、大阪都に箱モノインフラ事業を任せることになるわけです。
福祉の責任の無い大阪都が再開発や鉄道などのインフラ事業をくりかえせば、財政上のしくみから、もれなく特別区の負担がついてきます。

大阪都は、いわば、国の直轄のようなところで、東京都が良い事例ですが、都民の声など届きませんから、事業者と地権者の声で計画をつくり、巨大な箱モノ事業を繰り返すことになります。


2.巨大化する官僚権力と多重行政

大阪市の持っていた権力は大阪都と一部事務組合に集中します。
権力とは金を使える裁量と言えば分りやすいと思います。

ひとつは、大阪市から流れる2300億円の金。
もうひとつが、信じられない数の一部事務組合(=一組イチクミ)の設置です。

一組と言うのは新しく役人組織ができるということです。それが、100もできる。

大阪都ができると清掃や水道などの「インフラ」を一組が担うことになります。
インフラの多くは、その後ろに企業がついています。
ごみであればプラントメーカー、エネルギー、土木、建設、、、。

そして、多くの役人が、それら企業に天下りしています。

これを大阪都は100も作ろうとしている。大丈夫なんでしょう。

役人天国ですね。

しかも、この一組と言う役人組織は、代表もいるし議会もありますが、選挙で選ばれていない。
普通、市とか区は、選挙で市長・区長を選び、議員を選びますよね。

23区では、23区の区長が順番に一組の代表になり、多くの区は議長を一組議員として選んでいます。

どういうことになるか。

ただでさえ、与党の力が大きい議会ですが、一組の中には「与党」しかいないんです。具体的な名前でいえば、ほとんどが自民党議員、まれに公明党、民主党。

しかも、代表である市長区長に当たる代表や議員は、選挙で選ばれていないので、一組のお仕事には不熱心です。

そして、天下り先が目の前にちらつく役人がつくったシナリオ通りに議事が進みます。

何百億円もするプラントを買うにもシャンシャン議会。異議なし、異議なしでスイスイ決まっていきます。

これでムダ遣いをやめられるんでしょうか。

これを100個!いったいいくらの税金を白紙委任するんでしょう。

 

4.民主主義の形骸化

市民の意見では無く、企業の遠隔操作により税金を使うのが一組と言えないでしょうか。
これを100も作るのが、大阪都だそうですが、そうなると、もう、民主主義がどんどん形骸化します。


3.福祉の大幅後退

しかも、地方分権で、基礎的自治体が福祉をになわなければならなくなっています。
保育園、特別養護老人ホーム、障がい者施策、みんな市や区がおこなうことなんです。

福祉=社会保障の部分を6200億円で区にになわせるといっていますが、6200億円まるまる使えるわけでは無い。

たとえば、大阪都が始めた再開発やインフラ整備のつけが都から区にまわってきますから、区の財政はさらに厳しくなる。

で、福祉が大幅に後退する。

_________________________________________

これが、東京都と23区がやっていることからみた、大阪都でおきようとしていることです。

大阪都とは、大阪市の福祉を捨てた形といえば分かりやすいと思います。

大阪市は、大阪市民を捨て、6200億円で区という枠組みにに市民を押し込め、それでも足りずに、バショ代として箱モノ・インフラ代を請求しようとしている。

これが、一面からみた大阪都と区の関係です。






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